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2008年11月

2008年11月30日 (日)

張子入道(はりこにゅうどう)

富士山頂に突然あらわれ人々を驚かすとてつもなく巨大な大入道。実は悪戯好きの素寅狐(すとらぎつね)が竹を組んだ枠に紙を張りつけて作った張子の人形で、凹面鏡で太陽光線を当てると炎をあげてあっけなく燃えてしまう。

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

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2008年11月29日 (土)

狸御殿(たぬきごてん)

かちかち山の狸の子供が人間への復讐のために八畳敷の金玉袋を広げて作り上げた唄って踊って大暴れができる巨大な御殿。

鉄砲の弾にも傷一つつかないほど頑強だが、巨大な鍋に入れて狸汁にすると意外と美味しく食べられる。

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

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2008年11月28日 (金)

雪昏昏(ゆきこんこん)

雪山にあらわれ、旅人を瞬間的に凍らせて五体バラバラにして食べてしまう狐の妖怪。

雪昏昏の犠牲者は体の中までは凍っていないので、ぬるい水の中に放り込めば五体バラバラのまま生き返り五体バラバラのまま元気に泳ぎ出すという。

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

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2008年11月27日 (木)

春濁星(ばるだくせい)

北斗七星の脇にある不可視の絶対零度の星。人の悲鳴を27通りに分けて占う北斗占術によると、240年以内に雪男に襲われて死ぬ運命を背負った者にはこの星が見えるという。

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

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2008年11月25日 (火)

宇留寺星祭(うるてらほしまつり)

宇留寺に伝わる災いを転じて福を招くための祭り。護摩木に願い事を書いて護摩焚きをすると、過去に宇留寺を守護してくれていた巨大な菩薩と金剛力士があらわれて災いを払ってくれるが完全には払わない。ちゃんと新米の金剛力士のために見せ場を残してくれる。

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

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2008年11月24日 (月)

武楽禁具(ぶらくきんぐ)

どんな敵の攻撃も軽々とはじき返す伝説の鎧。特に夕暮れ時はその力が最大限に高まる。

冷酷かつ卑劣な人の心を失った者しか身につけることができず、1度でも身につけた者は人の姿形をも失うという禁断の武具。

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

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2008年11月21日 (金)

髑髏急須(どくろきゅうす)

人間を全て滅ぼし尽くす呪いのかけられた恐ろしい急須。毎晩若い女の生き血を吸い、血を吸われた女は二百年以内に必ず死ぬといわれている。

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

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2008年11月20日 (木)

風狸妻・風螺妻(ふうりづま・ふうらづま)

田畑も家屋敷も奉公人も亭主も全て火の玉に変えて食い物にする超自然的な悪妻。タヌキかカワウソぐらいの大きさのサルに似た風狸という妖怪が女に化けたものだといわれている。

『風狸』(Wikipedia

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

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2008年11月19日 (水)

霊言密教(れおごんみっきょう)

美味しい鴨鍋をつつく快楽を悟りの境地と同一視する仏教の宗派。鴨と葱が交合する姿で表される鴨葱仏を動物原理と植物原理の合一した宇宙の真理の体現として崇拝し、殺生を禁ずる他の宗派からは「許されざる邪宗」と誹られる。

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

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2008年11月18日 (火)

天人五衰(てんにんごすい)

空を飛ぶ力を失う、空気の汚れに体が耐えられなくなる、四方八方から石が飛んでくる、血が緑色になる、大蛇(おろち)に対しておさえがきかなくなるなど地上に降りて来た天人が死の直前に見せる5つの兆候。

『天人五衰』(Wikipedia

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

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2008年11月16日 (日)

舞々さま(まいまいさま)

四国八十八カ所を巡る巡礼者(お遍路)の間に伝わる妖怪。

 

「あの太陽が落ちたら私は死ぬんだわ」と言って死んだふりをし、油断をして近づいてきた者を糸で絡めとって身動きできなくして食べてしまうという。太った赤子と美しい女性と二つの姿をもつ。

『最後の一葉』(Wikipedia

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

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2008年11月15日 (土)

使刀・石(しとう・いし)

天才刀鍛冶によって作られた鶏が鳴く前に持ち主を3度裏切る妖刀。実は鶏の呪力により操られていた。

『刀語』(Wikipedia

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

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2008年11月14日 (金)

水牛(みずうし)

水の頭と牛の体を持つ妖怪。口から良い涎と悪い涎を出し、良い涎を浴びた人間は綺麗な白骨になるが悪い涎を浴びた人間は汚い白骨になる。

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

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2008年11月13日 (木)

屋敷童子(やしきぼっこ)

人家を背負っている巨大な子供の妖怪。屋敷童子がとどまっている間は家はそこにあるが、いなくなると家も一緒にどこかにいってしまうといわれている。別に幸不幸を司っているわけでもなんでもない。

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

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2008年11月12日 (水)

罵詈言(ばりげん)

四大精霊の一つで空気の精。空気中の言霊を蓄えて一気に放出し暴言や荒らしを巻き起こす力を持つため知らず知らずのうちに場の空気を壊してしまうことが多く「空気の精の癖に空気が読めない」と言われている。

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

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2008年11月11日 (火)

愚論拳(ぐろんけん)

頭と拳に回転する鎌をつけた妖怪鎌鼬の一種。頭の中で鎌が回転して脳を切り裂いているため頭が悪く、良く人間と仏像を間違えて鋭利な鎌の一撃で真っ二つにしてしまう。

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

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2008年11月10日 (月)

虫鋸(むしのこ)

花魁のつける口紅を食べて育った巨大な鍬形虫の角から作られた鋸。虫鋸で鋸挽きの刑をうけた罪人は罪や汚れを肉体ごと浄化する霊座(れいざ)という不可思議な光を出して消滅してしまうという。

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

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2008年11月 9日 (日)

邪魅枯(じゃみっこ)

糸を吐かない蚕が変化したおとなしい妖怪。村ごと巨大な臼にのってどこかに消え去ってしまう『山呉羅臼(ざごらうす)』という神隠し現象が起こる前はいつもはおとなしい邪魅枯が武器を持って凶暴化するといわれている。

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

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2008年11月 8日 (土)

久福富(くふくふ)

家の壁に張り付いて住人の願いをかなえ福を招き寄せるという星の精。ただあまりにも欲深な願いをすると巨大な龍に姿を変えて家をいちころに壊してしまうという。

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

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2008年11月 7日 (金)

獏杞憂問(ばくきゆうもん)

昔、中国の杞の国に住む男が「いつか巨大な獏があらわれて空の星を全部食べてしまうかもしれない」と毎日口から泡を吹きながら心配ばかりしていた。そこで男を安心させてやろうとした男の友人が「空の星は無限に数があるから獏にはとても食べ尽くせない」と言うと「いや、獏が星をたべるたびにどんどん巨大化していくなら空の星が無限にあっても食べ尽くせるだろう」と答えたという。

いくら考えても答えの出ない問いに頭を悩ませることを獏杞憂問というのはこれに由来する。

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

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2008年11月 6日 (木)

御器鼠(ごきねずみ)

捨てられた器物や道具が積み重なってできた島に住む大鼠。器物が歳月を経て妖怪(付喪神)となり人に危害を及ぼす前に油に変えて食べてしまうといわれている。

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

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