« 2008年8月 | トップページ | 2008年11月 »

2008年10月

2008年10月31日 (金)

電波爺(でんぱじじい)

本物の女より画に描かれた女の方を好む男が年を経て妖怪と化したもの。

人間の妄想を好んで食べ、百里四方の掛け軸にためこんだ妄想を自由に映し出す力を持つ。

高価な茶器を持った若い女性を見つけると一目散に逃げていってしまうという。

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月30日 (木)

南極龍穴、北極龍穴(なんきょくりゅうけつ、ほっきょくりゅうけつ)

世界の南の端と北の端にある最も多くの大地の気が吹き出している場所。

風水においては最も恋愛運と健康運の高まる場所とされ、南極龍穴では人形が絶世の美女に変わって恋の相手となり、北極龍穴ではバラバラになった死体がくっついて健康体となって生き返るという。

『龍穴』(Wikipedia

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月29日 (水)

土精象(どせいぞう)

何人かの粘土を持った盲人が集まって「私はこれで柱を作ろう」「私は縄を作ろう」「私は壁を作ろう」とおのおのが好きなものを勝手に作っていたらなぜか1頭の粘土でできた象ができあがった。その象に生気が吹き込まれて妖怪と化したもの。

刀で切ったり槍で突いたりしても死なず、地面と一体化することにより瞬時に姿を消してしまうことができる。

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月28日 (火)

武霊守霊刀(ぶれいすれいとう)

ある羅刹が一千年間の苦行の末、梵天に「神の力でも悪魔の力でも神の武器でも悪魔の武器でも殺されることはない」という保証をうけたが、人間の力を軽視していたため「人間の腕力では倒せない」という保証は求めなかった。この武霊守霊刀はその羅刹を倒すために作られた戦輪(チャクラム)で、即身成仏した高僧の腕の骨でできているため、羅刹の体を切り裂くことができる。

一説によればその即身成仏した高僧は聖文菩薩の化身であるという。

『チャクラム』(Wikipedia

『ラーヴァナ』(Dictionary of Pandaemonium

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月27日 (月)

鳥代主(とりしろぬし)

巨大な鳥の妖怪。自分の気にいったところに白銀でできた城を作り家来とともにそこに移り住む習性を持つ。毒煙を出すごみを燃えるごみの日に出したりするなどごみ処理に対する問題意識が低く付近の住民から奉行所に苦情が持ち込まれることが多い

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月26日 (日)

雪女子(ゆきおなご)

寺子屋で重要な行事があるときに限って硫黄の匂いのする雪を降らせ巨大な鳥を呼び寄せる傍迷惑な特異体質を持つ女子。妖怪である雪女とは全く異なる存在だが雪女と同じく男運の悪いことで知られる。

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月25日 (土)

雷亀頭(かみなりきとう)

自分の一物の大きさを誇張して自慢する嘘つき男の性器が妖怪と化したもの。電気の痺れのような快感をうけるたびにどんどん巨大化していくので、元の大きさに戻すには百八日以上の女断ちが必要となる。

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月24日 (金)

煩徒舞夢(ぱんとまいむ)

マルセル・マルソーという宣教師の伝えた南蛮渡来の幻術。これを極めた者は自由に空気の壁を出現させて人の行く手を阻むことができるといわれており、津波や竜巻などの気象現象さえその例外ではないという。

『パントマイム』(Wikipedia

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月23日 (木)

海姫海彦(うみひめうみひこ)

海中に住む夫婦の鬼神。普段は仲睦まじいが、海姫の妊娠時の嗜好の変化に海彦が気づかなかったりすると夫婦の間に波風が立ち、それがまたたく間に津波や竜巻にまで発展し、しまいには津波よけの巨大な桶を売る桶屋が儲かることになるという。

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月22日 (水)

朱画漏(しゅがろう)

ある有名な画家が世の中を呪いながら自らの血で描いた娘の肖像画から生まれた妖怪。

画家の娘と瓜二つで、並んで立つとどっちが娘みたいな妖怪でどっちが妖怪みたいな娘なのか区別がつきにくい。

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月21日 (火)

転失気鼠(てんしきねずみ)

『転失気』を棚から落として壊したり味噌汁の具にして食べてしまったりする習性を持つ大鼠。

『転失気』とは青木昆陽が甘藷を食べた人間から発する黄色い煙を集めて作り上げた霊物で、十三里(九里四里)先まで匂いが届くという。

落語のあらすじ 千字寄席 『

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月19日 (日)

捨子石(すてごいし)

捨てられた赤ん坊のような泣き声をあげる不思議な石。人が抱き上げるといきなり大蜥蜴の姿になって全身から胃液を出し、その人を溶かして食べてしまうといわれている。

ちなみに「赤子泣くとも蓋取るな」という言葉はこの石の言い伝えとは何の関係もない。

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月13日 (月)

断我爺(だんがじい)

古代老人の一種で、100人の踊りのうまいお爺さんのあとに鬼のところに遊びに行った101人目のお爺さんが全身瘤だらけになったもの。普段は無人島で眠りについており眠りからさめるとうかれて踊りはじめるが、あまりにも踊りが下手なために暴れているようにしか見えない。

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月 5日 (日)

業捨論(ごうすてろん)

宇留寺の僧侶があらわした魑魅魍魎の体内にある業について説明した書物。

魑魅魍魎の体内にある業が一定量に達すると火を吹いて体が四散し地獄に落ちてしまうので、魑魅魍魎は定期的に業を体外に捨て去る必要がある。これを応用して霊験あらたかなお札を貼りつけて業の出入口をふさいでしまうことにより魑魅魍魎を退治する方法が書かれているのがこの書物である。

即効性のお札と遅効性のお札があり、うっかりと遅効性のお札を貼ると魑魅魍魎がとんでもない場所で爆発してしまうので注意が必要。

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

| コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年8月 | トップページ | 2008年11月 »