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2006年5月

2006年5月21日 (日)

百物語

こわい話を1つするたびに1つずつ蝋燭を吹き消していくと、百本目に本物の妖怪があらわれるという怪異。

最近はゆとり教育できちんと100まで数えられない妖怪が増えたため、97本とか83本とか102本とか99.999999本とかアバウトなところで出現する妖怪が続出し権威が失墜している。

また自分の誕生祝いと間違えた付喪神に一気に100本蝋燭を吹き消されだいなしにされてしまうこともある。

(古賀)

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2006年5月20日 (土)

山包丁(やまぼうちょう)

霧の深い山中でまるで山姥が包丁を研ぐような音が聞えてくる怪現象。

実際に音の聞える方向に行ってみると、単に怪獣が二頭争っているだけなのでがっかりすることも多い。

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

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2006年5月13日 (土)

蛸抜き地蔵(たこぬきじぞう)

宇留寺の地蔵堂に祀られた蛸退治の霊験あらたかな菩薩像。

毎年地蔵盆には頭や喉や下腹部や心に巨大な蛸の突き刺さった善男善女がぞくぞくとつめかける。

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

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2006年5月11日 (木)

猛霊惨惨(もうりょうざざん)

水死した漁師が汚染された海水により妖怪と化したもの。公害批判妖怪のはしり。

男の子と女の子が指輪を合わせると現われるという言い伝えは、たぶん何かと何かを混同したための間違いと思われる。

(『新宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

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2006年5月 3日 (水)

一丁火(いっちょうび)

口から金剛力士の体さえ焼けるほどの炎を吐き出す地獄の獄卒。

地獄の火は、豆腐や書物の枚数や天丼や懲らしめと同じく一丁、二丁、と数えるのでこう呼ばれる。一兆火と書くのは誤り。

(『宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

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2006年5月 2日 (火)

目競(めくらべ)

異郷の砂漠に住む目玉のついた巨大な髑髏。旅人と眼力を争うのを好む。

睨みつけられたときおもわず目をそらすと失明してしまうが、負けずに睨み返しているとぐるぐる回転しながら渦を巻いてどこかに消えてしまうという。地方によっては、奇螺目、戯螺目などとも呼ばれる。

(『宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

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2006年5月 1日 (月)

次郎衛門狸(じろうえもんだぬき)

六十匹の妖怪を率いる狸の頭領。

腹鼓のかわりに雄たけびをあげる、金玉に羽飾りをする、肌の白い人間を見ると襲う、決して嘘をつかないなど他の狸とは一風変わった特徴を持つ。もともとは日本の狸ではないという説が有力

(『宇留寺卍縁起絵巻』より)

(古賀)

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