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2006年2月

2006年2月28日 (火)

五郎猿(ごろうざる)

五郎という若者が禁断の胡桃を食べ過ぎたため巨大な猿と化したもの。

(注・古文書にところどころ読めない箇所があるため細部が間違っている可能性あり)

美女を片手でつかんだまま五重塔のてっぺんによじのぼったり、飛んできた浮田幸吉を叩き落としたりは別にしなかったという。

(『宇留寺旧文縁起絵巻』より)

(古賀)

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2006年2月27日 (月)

呉雌(ごめす)

中国古代の地理書『山海経』に記述のある呉という巨大な怪物の雌。

最初に日本に出現した時、当時の宇留寺の住職が発した「呉の雌の名前じゃから呉雌じゃ」といういいかげんな言葉により命名された。大戸島近辺に出没する龍神が雄ではないかと言われている。

呉の雄と雌が出会うと津波が起こるという伝説があるが、これはおそらく何かの間違いであろう。

酸性のものに弱く、士登呂根羅(しとろねら)産の梅干をたて続けに投げつけると死ぬ。

(『宇留寺旧文縁起絵巻』より)

(古賀)

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2006年2月26日 (日)

八百比丘尼

人魚の肉を食べたためこの世のはじまりから生きている八百歳の比丘尼。

「勘定があわんじゃないか」と妖怪学者の間でよく些細な点が争いになる。

(古賀)

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2006年2月25日 (土)

匙婆婆

自分の身長と同じ大きさの匙を持った三寸ほどの老婆。中世ヨーロッパでは匙婆婆の匙が乱れ飛ぶのが見えるとその周辺は伝染病で死に絶えるといわれおそれられた。日常的規模のもめごとなら大体10分程度で解決する力を持つ。

(古賀)

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2006年2月24日 (金)

ひょっとこ

滑稽な表情をした男のお面。火吹き竹で地底の溶岩をくみ上げてその力で巨人に変身する守り神の顔を模したもの。超男や鏡男のお面とともに縁日で売られていることが多い。火男。

(古賀)

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2006年2月23日 (木)

火車

「火葬場で燃える火を他に何かに利用できないか?」と考えた平賀源内が、火力で四枚の羽根が回って電気を起こす仕掛けを作ったところ、すこぶる快調に妖怪と化したもの。現在の火力発電の元になった。

(古賀)

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2006年2月22日 (水)

耳耳連

「壁に耳あり障子に目あり」の壁の方を担当する妖怪。障子の担当の目目連と比べるとややマイナーな存在で発見されたのはごく最近。

今後妖怪学が進歩していけば「鼻鼻連」「舌舌連」「三半器官三半器官連」「マイスナー小体マイスナー小体連」なども次々発見されるものと思われる。

(古賀)

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2006年2月21日 (火)

片輪車

火炎につつまれた片車輪の上に女が乗った妖怪。

「皇位継承に不自由な性別の主が乗った走行能力に不自由な適温でない車」と言い換えされることが多い。

(古賀)

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2006年2月20日 (月)

鏡爺

1 夜な夜な首が伸びて鏡餅を食べる爺。

2 100年歳を経た鏡餅が妖怪になったもの。

3 2次元人である曾祖父と3次元人である曾祖母との間にうまれた祖父。

(古賀)

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2006年2月19日 (日)

黄金霊(かねだま)

黄金玉。エウドクソスの黄金比でできた金玉を持つ妖怪。

この妖怪に出くわしても別に福はさずからないが、数学的に最も美しい金玉を見た満足感にひたれる。

(古賀)

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2006年2月18日 (土)

迷信

・屋根の上に投げあげると早くはえかわる。

・おしっこをかけるとおちんちんがはれる。

・好きな男の子の名前を書いて土に埋めると願いがかなう。

・節分の日に恵方に向って丸かじりすると無病息災。

・食べ過ぎるとインポになる。

・1万個集めると車椅子がもらえる。

・花嫁が投げあげたのを受け止めると次の花嫁になる。

 日本各地に伝わるゾンビについての迷信より

(古賀)

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2006年2月17日 (金)

煙々羅(えんえんら)

煙の妖怪。

統計によれば1日に100体の煙々羅を10年以上吸い続けると体を悪くすることもあるという。

(古賀)

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2006年2月16日 (木)

九皮の狐(きゅうぴのきつね)

九回脱皮して強力な神通力を持つようになった妖狐。

卵の黄身、サラダ油、酢、食塩などをまぜあわせて作った調味料に関する知識で殷の紂王の心を奪って后となり、池にマヨネーズを満たしたりドレッシングの林を作ったり真っ赤に焼けた銅の柱で3分クッキングをしたりの所業を重ねて国を傾けた。

(古賀)

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2006年2月15日 (水)

雪おろし

北国にみられる雪女が初心(うぶ)な若者の性の手ほどきをする特異な風習。

「終わったらすぐに暖めないと駄目じゃぞ。腐って落ちるから」(古老・談)

(古賀)

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2006年2月14日 (火)

置いてけ堀江

六本木ヒルズの辺りを球場や放送局を持った人間が通りがかると後ろから「置いてけ、置いてけ」という声がするが、振り向くと誰もいない。六本木七不思議の一つ。

(古賀)

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2006年2月13日 (月)

骨女

鳥山石燕の『今昔画図続百鬼』に描かれた骨だけの女の妖怪。

「1日1体規則正しく摂取すれば決してカルシウム不足になりません。ぼくは毎日食べてます」(荒俣宏・談)

(古賀)

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2006年2月12日 (日)

鎌父(かまとと)

人の喉に鋭い鎌状になった腕を押しあてて「男の子と女の子が接吻をするとコウノトリが赤ん坊を運んでくるんですよね?」と無邪気に聞いてくる妖怪。妖怪鎌鼬の変種。

別に「はいと答えないと喉首を掻っ切るぞ」と言ってるわけでもないのだが、不思議なことに大部分の人間が「そうです」と答えてしまうという。

(古賀)

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2006年2月11日 (土)

姉葉狐

姉葉という木の葉をかぶって人間に化け、大黒柱が豆腐で出来た家を地震よけの舘と称して人々を騙す化け狐。てっぺんに木の葉ののった頭部がひどく不自然に見えるため正体を見破られやすい。

(古賀)

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2006年2月10日 (金)

脱サラ

1 河童を廃業すること。

2 異星人の乗り物から逃げ出すこと。

3 播州皿屋敷の井戸の幽霊が毎日皿を数えるだけの単純労働に従事するのに飽き飽きして独立して事業をはじめようとすること。元手となるおあしが無いためになかなかうまくいかないという。

(古賀)

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2006年2月 9日 (木)

ぶるぶる

全身が常に震震(ぶるぶる)と震えている女の妖怪。別名臆病神。

色素がほとんどない透き通ったトコロテンのような体をもち、普通の人間には全く見ることができない。ドラッグ漬けになった退廃的な若者の感性だけがわずかにその姿をとらえることができるので「限りなく透明に近いぶるぶる」とも言われる。

(『難解妖怪大全』より)

(古賀)

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2006年2月 8日 (水)

ぬらりひょん

正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは艦船に侵入してお茶をすすり、又は要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去せずにお茶をすすり続ける妖怪。

にもかかわらず住居侵入罪で三年以下の懲役又は十万円以下の罰金に処せられたぬらりひょんの話は今までどんな妖怪学者も聞いたことがない。このへんが妖怪の総大将といわれ畏敬されるゆえんであろう。

(古賀)

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2006年2月 7日 (火)

灰婆々

手の中にいくらでも湧き出てくる灰をまき散らして目くらましにするという妖怪。砂かけ婆々と同族だが、無一文で灰色一色の砂かけ婆々と違い大金を持っていることが多く格好がカラフルなため財婆々、彩婆々ともいわれる。インドあたりに良く出没する。

(古賀)

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2006年2月 6日 (月)

手塚足塚

妖怪手長足長の一種。どんな原稿も仕上げる長い手を持った巨人と、どんな編集者からも逃げ切る長い足を持った巨人が組み合わさって伝説化されたもの。死後、手塚伊豆鉄道神社に神として祀られた。

(古賀)

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2006年2月 5日 (日)

焼け菩薩(やけぼさつ)

一人の男が人間が夜出歩いてはならぬ百鬼夜行の日に外出して行方不明になった。

男の家族は男が鬼につかまって地獄に連れていかれたものと思い、七日七晩の間宇留寺の聖文菩薩に熱心にお参りした。すると八日目の朝、男が家族の前に無事な姿をあらわし「聖文菩薩が地獄にやって来て地獄の鬼どもから自分を取り戻してくれた」と語った。

男の家族がお礼を言うために本堂の聖文菩薩のところに行くと、菩薩像の足の部分が真っ黒に焦げているのを発見し、「さては、菩薩様が地獄にいらっしゃったという男の話は本当だったか」と深く感謝した。

また男が行方不明になっていた七日七晩のあいだずっと高熱の病で床に臥していた僧侶がおり、八日目に男が帰ってくるのと入れ替わりにどこかに消えてしまった。

もともとこの僧侶は不思議な法力を持つ風来坊という旅の坊さんが寺にいついたもので、人々はこの僧侶こそ聖文菩薩の化身だったのではないかと噂したという。

(『宇留寺正文縁起絵巻』より)

(古賀)

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2006年2月 4日 (土)

伏棲(ふくせい)

伏精ともいわれる。

人の屋敷の地下に穴を掘り、そこにそっくり同じ形の住居を作りあげる変わった習性を持つ妖精。

たいていは無害な存在だが、中には本物の舘と地下の舘を人知れず入れ替えて自分はそこの住人になりすます悪い伏棲もいる。長い間他所の国に滞在していて久しぶりに家に帰ってきたら、妻子に「あなたはだあれ?」とまるで知らない人のような冷たい態度をとられることがあるが、そういうときは妖怪伏棲が妻子と入れ替わっているのではないかと疑ってみたほうが良い。

(『宇留寺正文縁起絵巻』より)

(古賀)

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2006年2月 3日 (金)

皿目狸(さらめだぬき)

何百年も長生きをするうちに変幻自在の術を身につけた古狸。

宇留寺本堂の仏像そっくりに化けて修行僧たちを誑かそうとしたが、「おや、うちの仏様はこちらが木魚を叩くといつも口から舌を出すのに今日はしない。おかしいなあ」という小坊主の言葉に引っ掛かってうっかり舌を出してしまい正体がばれてしまった。本物の聖文菩薩は口から舌を出さずに「デュワッ!」という気高い声を出す。

(『宇留寺正文縁起絵巻』より)

(古賀)

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猿王豪論(えんおうごうろん)

聞奇蘭土連山の山奥に住む巨大な猿の王。自分の精を人間の女の頭に植えつけて猿女にしそれと交合して子孫を残そうとしたが、聖文菩薩の導きで途中で女が逃げ出してしまい目的が果たせなかった。それがどういう具合にか間違って伝わって岩見重太郎のヒヒ退治の話になったという。

(『宇留寺正文縁起絵巻』より)

(古賀)

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2006年2月 1日 (水)

変呂鱗画童子(ぺろりんがどうじ)

非常に絵が巧みで本物そっくりの星空を描き、それを用いて人々を誑かす。

この妖怪に気にいられた人間は星の世界に連れて行ってもらえると言われているが、真偽のほどはさだかではない。

(『宇留寺正文縁起絵巻』より)

(古賀)

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