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2005年11月

2005年11月30日 (水)

ラプラスの悪魔

宇宙の全ての原子の位置と運動量からその将来の位置を正確無比に計算し、未来を完全に知り尽くす力を持ちながら

「まあいいこととか悪いこととかいろいろあるねえ」というような超アバウトな予言しかしない人面牛身の妖怪。件(くだん)とも言われる。

(古賀)

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2005年11月29日 (火)

有栖女

小さな童女として現われたものが見ているうちにどんどん大きくなり雲つくような巨人になる見上げ入道系妖怪。

イギリス人か、数学者か、ロリコンか、イギリス人で数学者か、イギリス人でロリコンか、数学者でロリコンか、イギリス人で数学者でロリコンに目撃されることが多い。たまに巨大女フェチに目撃される。

(古賀)

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2005年11月28日 (月)

猫マタギ

東北地方の山間に住む化け猫専門の猟師集団。

猫避けのまじないに全身に不味い魚をくくりつけて狩をするためこう呼ばれる。

(古賀)

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2005年11月27日 (日)

高見入道

かっては日本各地で目撃された見上げ入道の一種。四角い小さな箱の中に突如あらわれた男が、みるみるうちにノッポになり紙とハサミを使って黙々と器用に工作をはじめるという。

これに出あったときは「高見入道、喋った」という呪文を唱えると消えてしまう。

(古賀)

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2005年11月26日 (土)

長い理由

ろくろっ首の首が長い理由としては大きく分けて「高いところの行灯の油をなめるために首が長くなった」という説と「高いところの行灯の油をなめられる首が長いものだけが生き残った」という説の2つがある。現在のところ後者の説が有力。

イギリスのある博物学者がガラパゴス諸島に生息する多種多様なろくろっ首の生態を観察してこの着想を得たという。

(古賀)

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2005年11月25日 (金)

山男

遠足やハイキングや修学旅行などの日に限って、空から須弥山や峨眉山や泰山がしとしと降ってきて楽しみがだいなしになってしまうという特異体質。中国の猿の血をひいている場合が多い。

(古賀)

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2005年11月24日 (木)

軍服茶釜

昼間は普通の茶釜だが、人気の無い夜になるとこっそり徴兵制を復活させ日本を戦争のできる国家に変えるという架空の生物。軍靴(ぐんくつ)の音とともにあらわれ、シビリアンコントロールされると大人しくなる。

(古賀)

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2005年11月23日 (水)

枕以外返し

人が夜眠っているところにやって来て、枕以外の全世界を動かして去っていく妖怪。枕返しの反対。

枕が動いたのと枕以外の全てが動いたのとどう区別がつくのかというとこれが簡単。枕に全世界をずり動かしたあとが残るのですぐわかる。

(古賀)

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2005年11月22日 (火)

マグラ返し

「…………ブウウ――――――ンンン――――――ンンンン………………。」という異様な音とともに人が記憶を失っているところにあらわれて、脳髄と個々の細胞の主客をひっくり返して去っていく妖怪。

別名『ドグラ返し』『幻魔術』『堂廻目眩』『戸惑面喰』。

九州地方にはマグラ返しが近づくと胎児が騒ぎ出すという俗信がある。

(古賀)

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2005年11月21日 (月)

山頭火

人気のない山道を歩いている旅人の目の前に突然あらわれ、「まっすぐな道でさびしい」と言いながら季語や形式にとらわれず自然と一体になって俳句を詠む怪火。旅人が「良くできた川柳ですね」と感想を言うとがっかりしてどこかに行ってしまう。

(古賀)

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2005年11月20日 (日)

二口女

顔の後ろにもう一つ口がある女の妖怪。

「上の口では嫌といっても、下の口では、ほれ、このようにいいと言っておるわ」という常套句で知られるとおり比較的メジャーな存在だが、妖怪学者の間でも顔の後ろの口と前の口のどちらが上か下かについては意見が割れている。今後の研究が待たれる。

(古賀)

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2005年11月19日 (土)

小豆洗い原理

宇宙が誕生してそこに偶然妖怪小豆洗いが発生したのではなく、小豆洗いが「しょきしょきしょきしょき」という音をたてながらひたすら小豆を洗い続けることができるように宇宙は誕生したのでありそれ以外に宇宙が存在する理由はないのだという考え。主に(というか100%)小豆洗いの立場から唱えられており、小豆洗いの中では非常に有力な思想(というか支持率100%)。

(古賀)

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2005年11月18日 (金)

最善童子

仏にあらゆる可能な世界の中で最善な世界を守護するという大役をまかされた護法童子。

その世界は最善なだけあって病気も老いも死も差別も貧困も悲しみも恐怖もあらゆる不幸が存在しない。

「待てよ、それはひょっとしてこの世界に衆生というものが一切存在しないということでは?」

と童子が自分がていよく閑職にまわされたことに気付くのはもっと先の話。

(古賀)

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2005年11月17日 (木)

ウロボロス

自分の尾をくわえた蛇。もっと正確にいえばきわめて不味そうに自分自身を吐き出そうとしている最中の蛇。

このウロボロスの円環によって、エデンの園(神の作った世界)にいかにして蛇(悪)が入り込んだかを説明できるという神学者もいる。何もないところ(無)から突然出現するようなものは神でも防ぎようがないし、不味いからというような理由で自分自身を吐き出すような存在に善意は期待できないからである。

(古賀)

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2005年11月16日 (水)

家具小僧

家具に意識と痛みを感じる能力を与える妖怪。なぜそんな真似をするのか誰にもわからないが、彼のためにタンスに小指をぶつけた者と小指をぶつけられたタンスとの間で公平さが保たれている。

(古賀)

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2005年11月15日 (火)

ラミアー

腰から上は美女だが腰から下は巨大なイソギンチャクというギリシャの妖怪。

ふだんはおとなしいが「なるほど、腰ギンチャクという言葉は貴方が語源なんですね」と言う無礼者がいると怒ってそいつを貪り食ったという。

(古賀)

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2005年11月14日 (月)

竜顔

背びれがあって口から放射能を吐くような顔。あるいは首が3つあって口から反重力光線を吐くような顔。東洋ではこういう人相が天子の相であるといわれた。東洋人の考えることは良くわからないといわれるゆえんである。

(古賀)

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2005年11月13日 (日)

山母

子供をさらってきて山中で楽器の使い方を仕込む山婆の一種。金目のものをお供えすると子供を返してくれるので、わざと子供をさらわせて音楽を教えてもらう親もいた。現在でも多少形を変えてこの風習は残っている。

(古賀)

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2005年11月12日 (土)

聖痕

十字架上のキリストの受難が体に転移して手足などに釘で刺されたような穴が開き、そこから血、醤油、マヨネーズ、ケチャップ、酢、塩、小麦粉、パン粉、七味唐辛子、味の素、いちごジャム、バター、マーガリン、納豆など様々なものが溢れ出してくる現象。

一家にそういうのが一人いると主婦がとても心強い。

(古賀)

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2005年11月11日 (金)

流転小僧

一瞬の間もあけずに絶え間なく姿形が変わりつづける妖怪。

さっきまでお寺の小坊主だったのが

次の瞬間には赤色巨星

その次の瞬間には中性子一粒

その次の瞬間にはウディ・アレン

その次の瞬間には1冊300円の短歌の同人誌

その次の瞬間にはドーナツの穴の部分だけ

その次の瞬間には水

その次の瞬間にはフェルマーの定理

その次の瞬間にはエロ業者の広告

その次の瞬間には「これは何だかよくわからないものではありません」という名札のついた何だかよくわからないものになっていたりする。

「私はいつもこの世で1番美しい」と鏡を見ながらうっとりするのが好き。世界で1番根拠の無いナルシスト。

(古賀)

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2005年11月10日 (木)

かまいたち

かまいたちは空気中に真空状態を発生させる妖怪と思われがちだが、実は全く逆で真空中に空気状態を作り出す力を持つというのが正しい。だからかまいたちの数が減ると刃物に切られたわけでもないのに皮や肉が裂ける現象が多発し、かまいたちが全部いなくなると地球が月のような死の星になってしまう。

(古賀)

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2005年11月 9日 (水)

ミステリーサークル

広大な麦畑に突如あらわれた巨大な文字が、農場主の読みかけの本格推理小説の犯人をネタばらしする怪異現象。

(古賀)

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2005年11月 8日 (火)

水魚

体の半分が水で体の半分が魚の妖怪。海にいると魚の切り身が泳いでいるようにしか見えない。

非常に長生きで落語の『寿限無』にも出てくる。

(古賀)

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2005年11月 7日 (月)

虚空小僧

虚空に意識だけが存在している妖怪。

物質基盤の感覚器官無しにどうやって外界を認識しているのかというと実は認識していない。発生した時点ですでに意識の中に偽りの過去の記憶が織り込み済みだった。

ありもしない甘酸っぱい初恋の思い出をかかえながら完全に外界と没交渉で生きているある種羨ましい存在。

(古賀)

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2005年11月 6日 (日)

アンガージュマン

サルトルおじさんに実存をこねこねして作りあげられた人工生命。

お腹の空いた人が倒れていても「自由な主体として自己の空虚な胃腸を引き受け、自分で自分の食料探しに全責任を負いなさい」とアドバイスをするだけ。

一見冷たいようでいて実は冷たい。

(古賀)

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2005年11月 5日 (土)

海坊主

突如海の中から出現して船を沈めるつるっ禿の巨大な魔物。

何百年もかけて誰にも気付かれずにナチュラルに少しずつ増毛しており、いつの日か船員に「助けてくれ!海ロン毛が出た!」と言われる日を夢見ている。

(古賀)

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2005年11月 4日 (金)

柳田國男

(1875~1962) 民俗学者。妖怪にも造詣が深く、「目玉親父は生まれた瞬間即死する」「子泣き爺が重くなるには15時間食事し続けるのが必要」「砂かけ婆が100000000人いれば北半球は砂嵐でおおわれる」「一反木綿がマッハ7で飛ぶと鬼太郎は落っこちる」などの考察で知られる。柳田理科雄の曾祖父。

(古賀)

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2005年11月 3日 (木)

七生報国

7度生まれ変わってお国のために尽くすといわれる霊。

ただ、大抵の場合3度目あたりからボケがはじまり、4度目あたりで頭の上に国をのせているのにも気がつかず探し回るようになり、5度目あたりで国と食べ物の区別がつかなくなり、6度目でさっき生まれ変わったばかりなのを忘れてまた生まれ変わってしまう。

(古賀)

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2005年11月 2日 (水)

大きな音と稲光をともなう気象現象。昔の人は陰電気を帯びた小さな粒によって起こるものだと信じていたが、ベンジャミン・フランクリンの魔除けの御札を貼った凧の実験により妖怪の仕業であることが科学的に証明された。

(古賀)

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2005年11月 1日 (火)

妖怪ポスト

ゲゲゲの鬼太郎に妖怪退治を依頼するための専用ポスト。

現在では手紙の90%がエロ業者からのメール、9%が触手系18禁エロ妖怪退治の依頼という内訳で、なかなか子供向けアニメに使えそうな話が無い。

(古賀)

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