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2005年10月

2005年10月31日 (月)

不安京

「不安こそ人間実存の本質」というコンセプトにより万民が不安になるよう風水を駆使して建設された嫌な都。

天皇も不安、貴族も不安、僧侶も不安、市井の人々も不安、闇を跳梁する魑魅魍魎も不安、怪異をはらう安倍晴明もいつも自信なさげというどこをとっても薄暗くて生気がなくて重苦しい雰囲気の立ち込めている場所。まあ、その辺がいいという人もたまにいる。

(古賀)

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2005年10月30日 (日)

難能魔鍼(なのましん)

人間の体内に住み、その人間の分子レベルでの行状を細かく制御する虫。三尸虫の一種。

大量にとりいれれば不老不死や人体機能の改良も夢ではないと言われる超極小妖怪。

この虫が定期的に天上に住む難能歩濃老人(なのてくのろうじん)のところに体内情報を更新に行かないと、体内予定表の狂いから増殖がとまらなくなり世界全体が難能魔鍼の塊『愚霊虞(ぐれい・ぐー)』になってしまう危険性があると大昔の人は信じていた。この俗信から生まれたのが庚申(更新)講である。

(古賀)

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2005年10月29日 (土)

ピーターパン

ネバーランドに住む永遠の童貞。

1度もやったことがないにもかかわらずセックスに関してはカラー図解入りで解説できるほど詳しい。

しかしウェンディーに得意げに説明した時は付箋をいっぱい貼りつけられて「もう少し頑張りましょう」と書かれてしまった。

(古賀)

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2005年10月28日 (金)

もと犬

「えっと、あと書きです」「莫迦」「あたしゃ頭にきた」「ふみ!」

など新井素子調で突然話しかけてくる犬。

人面犬などと同じく都市伝説の一つ。

よく似た妖怪に寄宿舎に出没する『クララ白蔵主(はくぞうす)』というのもある。これは狐。

(古賀)

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2005年10月27日 (木)

空耳

空中に耳だけが浮かんでいて、どこかから琵琶の音だけが聞えてくるという怪異。

「わしゃあ、たしかに見たんじゃあ。あれは確かに空耳じゃあ!」

「ははは、また爺様の空耳がはじまっただ。ロケット(中国火箭)が空を飛ぶ時代にそんな非科学的なことがあるわけねえ」

「何を言うか、空耳は実在するのじゃぞ」

と平家の亡霊同士で言い争いになることも良くある。

(古賀)

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2005年10月26日 (水)

共産主義

19世紀のヨーロッパを徘徊していた赤い妖怪。普通の妖怪より3倍速い。

「みとめたくないものだな、自分自身の若さゆえのあやまちというものを…」というセリフが非常に有名。

良くわからないが何かあやまちをしでかしたらしい。

(古賀)

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2005年10月25日 (火)

ある学校の七不思議

1 便所の白い手 (排便していると便器から白い手が出てくる)

2 校庭の二宮金次郎の像 (夜中に目が光り動き出して排便をする)

3 理科室の人体模型 (人がいなくなると笑いながら排便をする)

4 音楽室のピアノ (女生徒の幽霊がピアノを弾きながら排便をする)

5 2階と3階の間の階段 (段の数を数えるたびに排便したくなる)

6 ピラミッド (ツタンカーメンが呪いをかけたり排便したり忙しい)

7 毎朝、朝礼台の上で排便する校長先生 (なぜこんな奴が校長に)

(古賀)

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2005年10月24日 (月)

座敷童子-(マイナス)

座敷童子と良く似た妖怪。違うのは座敷童子がいる時は1人も同じ顔がなく1人も知らない顔がないのに何回数えても実際より1人人数が多くなるのだが、座敷童子-の場合は1人足りなくなってしまう。

2人子供が遊んでいて2人座敷童子-がいる場合など、いくら数えても誰1人としていないということになってしまう。さらにここにもう1人座敷童子-がやって来ると、もっとややこしいことになる。

誰一人として住んでいないのにどんどん裕福になっていく家があるとしたら、それは座敷童子-の仕業と見て間違いないであろう。

(古賀)

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2005年10月23日 (日)

英霊

戦後、コーンパイプをくわえて靖国神社にやって来た英語を喋る霊。

「ギブミー」というとチョコやチューインガムをくれるので参拝者があとを絶たない。

(古賀)

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2005年10月22日 (土)

透明人間

霊長類の一種。常に包帯を巻いて活動する習性がある。

ミイラ男と区別がつきにくいが、専門家は包帯が古いか新しいかで透明人間とミイラ男を見分ける。

100年以上生きている透明人間と100年程度の短い眠りからさめたミイラ男とを判別するのはなかなか難しいが、熟練した鑑定家は1分間に100人以上の包帯男を正確に透明人間とミイラ男とただの怪我人により分けると言われている。

(古賀)

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2005年10月21日 (金)

ゼノン

魔王兼哲学者。「物体が運動することは絶対に不可能」という自説を証明するため、常に世界中をいそがしく駆けずり回り、全ての運動反対の署名運動をくり広げている。

本人もたまに自分の行動に矛盾を感じることがあるが、あまり気にしないことにしている。

(古賀)

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2005年10月20日 (木)

第三者さま

不動産を売買したあとに突如あらわれ、買主から物件をひっさらっていってむさぼり喰ってしまう妖怪。普通の人間の力では対抗することができない。

災いを避けるには陰陽師により結界を張る方法と不動産の移転登記をする方法とがある。近年はどちらかというと後者の方法が良く用いられる。

(古賀)

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2005年10月19日 (水)

ルルドの泉

フランスの怪談。

ベルナデットという少女が落ちているサクランボを拾って食べたところ、頭のてっぺんから桜の木の芽がはえてきた。

大きな桜の木に育つと日本から花見の観光客が押しかけてきてうるさくてしょうがないので、我慢できなくなったベルナデットはついにはそれを引っこ抜いてしまった。

ところが引っこ抜いたあとの大きな穴に雨水が溜まったのを聖母マリアが本人に断りもなく勝手に聖なる泉にしてしまったため、今度は世界中から奇跡の水で癒されるために巡礼者がぞくぞくつめかける。

しまいにいやになったベルナデットは自分の頭の泉に身を投げてしまったという。

(古賀)

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2005年10月18日 (火)

納豆小僧

妖怪豆腐小僧が変型して伝わったもの。

納豆を山盛りにした大鉢をのせたお盆を持って突然家の中にあらわれ、家の主人が納豆を食べ尽くすまで決して退散せず、鬼太郎も京極堂も全く効果がない。関西の一部の住人に最も恐れられてる妖怪。

(古賀)

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2005年10月17日 (月)

あかなめ

風呂につかっているといきなり目の前にあらわれ、こちらの股間をじっと見つめながら

「お前には何か性的なコンプレックス(劣等感)がある」と決めつける妖怪。

統計によれば、女性の70%、男性の90%が「そんなことはない」と言い返すことができないという。

(古賀)

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2005年10月16日 (日)

俳句小僧

宇宙がビッグバンにより誕生した原初の時から現在に至るまでひたすら俳句を詠みつづけている妖怪。

最初の頃は、句に季語を読み込むのが非常に難しかったという。

(古賀)

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2005年10月15日 (土)

アトラス

空を支えている100人の巨人。その100人のうち99人は「オレ1人ぐらい支えてなくても他に99人もいるんだからバレやしねーよなー。あーかったりー」と考えて随分前から支えているフリだけしている。

「あー、100人で支えているわりに何だか重てー。オレ1人ぐらい支えてなくても他に99人もいるんだからバレやしねーよなー。やーめた」と今本当に支えている巨人が考えた瞬間が世界の最後。

(古賀)

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2005年10月14日 (金)

バンシー

人の死を告げてまわるアイルランドの妖怪。

この妖怪が屋根の上に立って「アサーッ!」と泣き叫ぶと、世界のどこかで朝田さんか朝井さんか朝山さんか朝野さんか朝潮さんが死ぬ。

(古賀)

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2005年10月13日 (木)

前方霊

守護霊の一種。背後霊が人間を背後から見守るのに対し、前方霊は人間の前方に立ちはだかるようにして人間を見守る。霊能者でない普通の人間でも見ることができる。

前方霊にとりつかれた人間は交通事故に遭いやすい不運な生涯をおくるという。理由は不明。

(古賀)

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2005年10月12日 (水)

七億人みさき

海難事故で溺死した七億人の死者の霊が、生者を道連れにするためあらわれたもの。

一人につき七億人とり殺さないと成仏できない。七億人みさきを無事全員成仏させるために、もっともっと地球の人口を爆発的に増加させることが我々の神聖な義務といえよう。

(古賀)

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2005年10月11日 (火)

のっぺらぼう

人間そっくりだが眼も鼻も口もない生物。

「人間より高度に発達した生物で進化する過程で不要な器官がなくなった」という説と「人間より遅れた生物でこれから眼や口などが発生してくる萌芽がある」という説とがある。

のっぺらぼうの恐竜の化石の発掘が待たれる。

(古賀)

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2005年10月10日 (月)

珍造主

ある無神論者の集団が、神=創造主の権威を貶めるために「これからは奴のことを珍造主と言おう!」とはじめた呼称が、いつのまにか一般人にまで大きく広がったもの。

最近ではその呼称を採用した聖書まである。

聞いたところによれば、本人も結構その呼称が気にいっているらしい。

(古賀)

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2005年10月 9日 (日)

猿の手

3つの願いがかなうまじないのかかった魔法のアイテム。

このアイテムを使うと願いがかなうかわりに必ず願いをかけた本人にとって不本意な結果になる。

ただどんな不本意な落ちがつくかについては、ジェイコブズ風、星新一風、藤子・F・不二雄風、中川いさみ風などあらかじめ好みに応じて選んでおくことはできる。

不本意な落ちの実例

・死んだ息子のかわりに大金

・実は貧乏神

・タイヤと木でタイヤキ

・裏の裏の裏の裏をかいて、鈴木さんが部長に辞表を叩きつける

(古賀)

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2005年10月 8日 (土)

輪廻転生小僧

インドの妖怪。生きているときに悪いことをした人間は死後その報いで輪廻転生小僧に生まれ変わる。生きているときに良いことをした人間は死後その報いで輪廻転生小僧に生まれ変わる。生きているときに良いことをしたり悪いことをしたりした人間はアバウトに両方チャラにされて死後その報いで輪廻転生小僧に生まれ変わる。生きているときに良くも悪くもないことをした人間はそのへんは臨機応変に死後その報いで輪廻転生小僧に生まれ変わる。生きているときに良いんだか悪いんだかわからないことをした人間はどうすればいいんだか首をひねりつつも死後その報いで輪廻転生小僧に生まれ変わる。生きているときに輪廻転生小僧だった者は生きているときに輪廻転生小僧だった報いで死後輪廻転生小僧に生まれ変わる。

輪廻転生小僧に1回生まれ変わると輪廻転生ノートにスタンプが1個もらえる。20個集めると特典がある。

(古賀)

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2005年10月 7日 (金)

最も大きい小僧

これより上の大きさは考えられない最大の大きさの妖怪。

最も大きい小僧の外側には何も存在しない。なぜなら外部に何かが存在すればそれは『最も大きい小僧』の大きさをそれだけ限定することになる。そうなると『外部に存在する何かで大きさが限定されていない最も大きい小僧』を考えることが可能になり、『最も大きい小僧』が最も大きいとは言えなくなるからである。

なぜか異性と出会う機会が全くないのが悩みの種

(古賀)

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2005年10月 6日 (木)

ろくろっ首

頭が胴体から離れて宙を飛び回る妖怪。頭と胴体の間には実在の首があるのか、ただの空間なのか、それとも特殊な何かがあるのか謎に包まれている。それを解明するために第二次大戦中600万ものろくろっ首が解剖されたり殺されたりしたのは周知のとおり。

(頭と胴体を切り離してからろくろっ首かどうか確かめる方式なので、まあ人間も598万人ほど間違われて殺された)

(古賀)

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2005年10月 5日 (水)

超能力小僧

超能力研究家妖怪。この世に超能力を持たない存在などないと思っている。

誰かが「この世にはまるで超能力をもたない人間という生物もいるんですよ、ほら」と人間をつれてきて実験してみせても、「そんなことは科学的にありえません。超能力がないようにみせかけるトリックなんてごまんとありますよ」と頑なに信じようとしない。

「この世に平凡なことなど何もないのだよ」が口癖。

(古賀)

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2005年10月 4日 (火)

人豚

漢の高祖劉邦の妻呂后が夫の死後、夫の愛妾であった威夫人の四肢を切断し眼を抉り鼓膜を破り喉を潰し、それを汚物溜めの中で飼ったもの。正式名称『人時々豚』。

鼻から人の思考を読みとり現実化する超能力を持つが、当時は誰も試してみなかったのでわからなかった。

「人豚を見つけたらとりあえず頭を吸わせる」。これが歴史から学ぶ教訓というものである。

(古賀)

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2005年10月 3日 (月)

レッドキャップ

主にスコットランドとイングランドの国境近くに出現する赤い帽子をかぶった妖精。

赤旗は購読してないし資本論は読んだことないし労働組合には入ってないしどちらかというと保守主義者であるにもかかわらず、他の妖精から「あいつはアカだ」と共産主義者扱いされている。共産主義の何たるかを知るためにまず弁証法から理解しようとヘーゲルの『精神現象学』を読みはじめ、3日で投げだした過去をもつ。

人間を見境なくできるだけ残虐に殺してその血で帽子を赤く染め上げるが、それ以外は全く無害な気のいい存在。

(古賀)

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2005年10月 2日 (日)

砂かけ婆

鬼太郎の仲間の妖怪。実はバビル二世の4番目の僕。

「砂の嵐に隠された」というフレーズを聞いただけで「でっかい算盤や黒ゴム野郎やねじまき鳥やイソギンチャクに食われてしまうロボット如きにそんな真似ができるものか。砂かけ婆のしわざだ」とピンとくるようでなければ一流の妖怪学者にはなれない。

(古賀)

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2005年10月 1日 (土)

すべての小僧を体内に持つ小僧

集合論的妖怪。

『すべての小僧を体内に持つ小僧』が自分自身も体内に持つかどうかは論議の割れるところだが、この小僧が夕食のあと薫り高いコーヒーを飲んで店を出ると、やたらと悪魔のように黒く地獄のように熱く天使のように優しく恋のように甘い夕立にあうことが多いところからまず持つと考えて間違いないであろう。こういう場合は論理よりも経験則がものをいうのである。

(古賀)

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