嘘情報『奇現象』
◯(手紙の消失)
1900年ヨーロッパ全土で、1月1日以降に届いた手紙が読み終わるといつのまにか消えてしまうという現象が多数報告された。
◯(100年もさまよっていた手紙)
同じく1900年、パリのフラン氏は友人から非常に古びたぼろぼろになった手紙を受け取った。不思議に思い調べてみたところ、それは友人からの手紙ではなく、友人と同姓同名の友人の曾祖父が彼の曾祖父にあてて1800年1月に出した手紙であった。
◯(過去からの返事)
同じく1900年、ロンドンのブリテン氏が書庫の古い書簡を整理していると、昨年の12月末に郵便で出した書簡に対する返事がその中に混ざっているのを発見。奇怪なことにその返事が戻ってきた年月は100年も昔の1800年1月であった。
◯(集団妄想)
同じく1900年、ニューヨークの会社員、銀行員、役人の間に「今年は1800年である」という奇妙な妄想が大量に蔓延。大半は医師の治療を受けることなく自然におさまったが、原因は全く不明である。
チャールズ・フォート『呪われたものの書』(The book of the Damned)より
(00/01/03 FCOMEDYC『続々新嘘情報』投稿作品)
【関連情報】
『2000年問題』(Wikipedia)
『チャールズ・フォート』(Wikipedia)
(古賀)
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