最近のトラックバック

2013年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

« 2006年1月 | トップページ | 2006年6月 »

2006年2月

2006年2月19日 (日)

狂言『靱猿(うつぼざる)』

「罷り出たるは神をも畏れぬ天才科学者で御座る。太郎冠者あるか」

「御前に」

「思いのほか早かった。汝を呼び出したのはほかでもない。ウツボカズラと猿をかけあわせて植物と動物の合成生命を作る実験をやろうと思うが、ウツボカズラはあっても猿がない。どこかで借りてまいれ」

「ははあ」

主人のために通りすがりの猿引きから「四五年過ぎたら返す」と強引に猿を借り受けた太郎冠者。しかし無体な主人の無体な実験は『靱猿』と名づけられた人工生命の巨大化という最悪の結果を引き起こしてしまう。主人を飲み込んで暴れまわる靱猿を何とかしようと思案する太郎冠者に猿引きは「鞭で急所を一打ちすると死ぬ」という猿の弱点を泣く泣く教えるのだった。――主人の危機には三分間だけ雷神に変身できる従者という破天荒な設定の『帰ってきた太郎冠者』ものの一つ。円谷流狂言では『許去猿命(ゆるされざるいのち)』とも言われる有名な演目。

(古賀)

« 2006年1月 | トップページ | 2006年6月 »

このブログについて

  • 【リンクについて】
    「おわあ、こんばんわ」「おわあ、こんばんわ」「おぎやあ、おぎやあ、おぎやあ」「おわああ、ここのブログはリンクフリーです」
  • 【ご意見等について】
    ご意見・ご批判等ございましたら、お気軽にそのへんのコメント欄にお書き下さい。特に『笛育市更新日記』あたりに「通りすがり」を装って書くと書きやすいんじゃないかななどと思う今日このごろです。twitterの方でも受け付けております。http://twitter.com/kokogaga

カウンター&Twitter(嘘倉庫)


  • Twitterのログは◆kokogaga(Twilog)にあります。


  • 『笛育市更新日記』『笛育シネマシアター』『笛育新聞社』『笛育妖怪館』『笛育演芸場』『笛育怪獣墓場』『笛育探偵団』『笛育思想塾』『笛育ライブラリー』『笛育蔵』


今週のおすすめサイト

面白いサイト