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2005年11月

2005/11/27

姑獲鳥の夏 カエル石のひみつ

2001年7月14日封切

監督 山内重保
脚本 栗山緑
企画 関弘美
原作 東堂いづみ

【STORY】

自称「世界一不幸な美男小説家」関口巽が、出版社からの帰り道、考え事をしながら歩いているうちにぶつかった怪しげな古本屋KYOGOKU堂。そこで親でも死んだような仏頂面で応対をする店主の中禅寺の正体を陰陽師と見破った関口は、「君なんかに言い当てられてしまったからには、僕は憑物落としを引退してカエルにでもなるしかあるまい」と中禅寺の機嫌をひどく損ねてしまう。昔から憑物落としにあこがれていた関口はこれをきっかけに陰陽師にしてもらおうと中禅寺をなだめすかし、何とか見習い陰陽師としてKYOGOKU堂に置いてもらうことになる。中禅寺に毎日ひどくコキ使われながらようやくむかえた陰陽師の9級試験、その課題とは東京の久遠寺医院にかけられたカエル石の呪縛を解くことだった。

『魍魎の匣♯』『も~っと!狂骨の夢』『鉄鼠の檻ドッカ~ン!!』『絡新婦の理ナ・イ・ショ』と続く見習い陰陽師関口くんシリーズ劇場版第1作。


(古賀)

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2005/11/24

ベルリン・天使の詩

87/西独・仏

監督 ヴィム・ヴェンダース
製作 ヴィム・ヴェンダース
脚本 ヴィム・ヴェンダース
出演 ブルーノ・ガンツ ソルヴェイグ・ドマルタン ピーター・フォーク他
原作 『2級天使』 石ノ森章太郎

【STORY】

天上界に住む羽根のない2級天使のダミエルは、羽根のある1級天使になるために地上におりて1年間に10の善い事をする試験を課せられた。1回につき1度しか神通力を使ってはいけないという厳格なルールを守りながら次々と善い事をなしとげたダミエルは、最後の善行としてウィーンで友人になった内気で口下手な画家志望の青年が女性にプロポーズするのを助けるために、口の上手くなるまじないのかかった髭を鼻の下に生やしてやる。これで試験に合格したと思い意気揚揚として天上界に帰ってきたダミエルを待ち受けていたのは、「お前は善行のつもりでとんでもないことをやりおったのじゃ!」という神様の叱責と天使から人間への降格だった。人間になって廃墟の街ベルリンにやって来たダミエルが見た10番目の善行のもたらした意外な結末とは?


(古賀)

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2005/11/20

惑星ソラリス

72/ソ連

監督 アンドレイ・タルコフスキー
脚本 アンドレイ・タルコフスキー フリードリヒ・ガレンシュティン
原作 スタニスワフ・レム『ソラリスの陽のもとに』 落語『化物使い』
出演 ナタリヤ・ボンダルチュク ドナータス・バニオニス

【STORY】

あまりにも人使いが荒いため妻に自殺され使用人にも逃げられた心理学者ケルビンが、夜な夜な研究ステーションに化物が出るという噂の謎の惑星ソラリスにやってきた。着任したその晩に生あたたかい風とともにケルビンの目前に出現する妻ハリーの亡霊。驚きながらも生前の癖でついついこき使ってしまうケルビン。ソラリスの海が作り出した幻影による束の間のハリーとケルビンの共同生活は、やがて「どうか、おひまをください。こちらさまのようにこう海使いが荒くっちゃ、とても辛抱できません・・・」という謎の生命体からのメッセージにより終局をむかえる――たとえニュートリノでできた化物でも便利だとついつい使ってしまう人間心理の深層を幻想的に描き出す巨匠タルコフスキーの芸術映画。


(古賀)

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2005/11/16

サウンド・オブ・ミュージック ギターを持った修道女

1959年 日活

監督 斎藤武市
脚本 山崎巌 原健三郎
撮影 高村倉太郎
出演 ジュリー・アンドリュース、クリストファー・プラマー、エリノア・パーカー他

【STORY】

ウィーンから特急で3時間ほどの距離にある音楽の街ザルツブルグを舞台に作られた映画。ギターを背中に流れてきた修道女マリアが弱小ヤクザトラップ一家の客分になり、ヨーロッパ乗っ取りをたくらむ悪玉ナチス一味に音楽で戦いを挑む。『修道女いつまた帰る』『赤い夕陽の修道女』『大草原の修道女』『エレキの修道女』『網走修道女』『駅前修道女』『修道院はつらいよ』『修道服と機関銃』『修道女 怪獣戦争』『修道女 ぼくらのウォーゲーム』『修道女 愛は風の如く』『嵐を呼ぶモーレツ!第三帝国の逆襲』と続く人気シリーズの第1作。


(古賀)

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2005/11/13

101

96/米

監督 スティーブン・ヘレク
製作 ジョン・ヒューズ リカルド・メストレス
脚本 ジョン・ヒューズ
出演 グレン・クロース ジェフ・ダニエルズ ジョエリー・リチャードソン他
原作 「その名は101」 横山光輝作

【STORY】

宇宙からの超テクノロジーで作られた巨大な塔に選ばれた超能力を持った少年。その力を解明しようとした秘密組織の研究施設で少年の血液から作られた瓜二つのクローン人間たち。それがつい気合を入れて作りすぎたため100体も。けれど成長させるには時間が足りなかったためみんな3歳児。

そんなエネルギー衝撃波で顔はたかれただけでわんわん泣き出すような複製人間たち+超能力を使いすぎたため急激に若返って幼児化してしまった(注・都合により設定変わりました)少年=101人のそっくりな顔をした愛らしい幼児たちが各地に出没して巻き起こす大混乱。自分の分身ともいえる超人たちを倒してまわる少年の孤独な戦いをディズニーがコミカルタッチでおおくりするSF大冒険活劇。101匹バビちゃん大行進。


(古賀)

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2005/11/09

美女と盲獣

91/米

監督 ゲイリー・トゥルースデイル カーク・ワイズ
製作 ドン・ハーン
製作総指揮 ハワード・アシュマン
脚本 リンダ・ウールヴァートン
声の出演 ペイジ・オハラ ロビー・ベンソン リチャード・ホワイト他
原作 江戸川乱歩

【STORY】

「うつし世は夢 夜の夢こそまこと このバラの花がすべて散る前に真実の変態を理解する女性が見つかれば呪いは解けるだろう・・・」

花形レヴュー歌手のベルがいつのまにか連れてこられた森の中のお城。そこにひっそりと寂しく住んでいるのは旅の推理作家を冷たくあしらったために視力の無い変態にされた王子様と同じく様々な業の深い変態にされた家来たちでした。屋根裏を徘徊する変態、椅子の中に出入りする変態、押し絵と旅をする変態、人形と恋をする変態、鏡を見て発狂する変態、顔が何十もある変態、美女に虎の皮を着せる変態、一寸法師の変態たちが日夜繰り広げる猟奇な変態行為のオンパレード。最初は囚われの身になった自分の不運を嘆き悲しんでいたベルも、いつしか王子や召使のエログロっぷりに慣れ親しんでいき、人間本能の闇に対して心を開いていきます。そしてついに城中のみんなの「鎌倉ハム大安売りの歌」の大合唱の中、二人が最後の一線を踏み越えて幸福になる日がやって来たのです。――――「バラの花は散ったがバラバラ死体は残った」という洒落たな結末が心をくすぐる大人のためのメルヘン。


(古賀)

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2005/11/06

国民の創世

15/米

監督 D・W・グリフィス
脚本 フランク・ウッズ
出演 リリアン・ギッシュ ヘンリー・B・ウォルソール メエ・マーシュ他
原案 大佛次郎

【STORY】

「へっへっへっ オラたちは身も心も黒い粗暴な悪漢ズラよ。今日も元気に善良な白人をリンチにするズラよ(南部なまり)」
「助けてえ!白い正義の覆面のKKK(クラン)天狗のおじさあん!!」
「待てっ この身も心も黒い粗暴な悪漢どもめ。正義の銃弾を喰らえ!」

ズキューーン ズキューーン

「わあ やられたズラよ(南部なまり)」
「ありがとう。白い正義の覆面のKKK(クラン)天狗のおじさん」
「はっはっは、エルシー!アメリカ国民の創世は近いぞ!!」

リンカーンの奴隷解放により図にのった黒人が白人に無礼をはたらく時、どこからともなくあらわれ彼らに制裁を加える正義の志士KKK団の胸のすくような活躍を描くアメリカ映画の父グリフィスの長篇大作。


(古賀)

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2005/11/02

パッション

「見るてえと、そいつがおまえにそっくりだ。こうなっちゃあ、おめえだってしかたがあるめえ。因縁だと思ってあきらめろ」
「なんだか、ちっともわけがわからねえ」
「ばかだな、こいつは・・・・・・まだ気がついてねえんだな・・・・・・おう、おめえはな、きのう・・・・・・でな・・・・・・死んでるよ」
「おい、よせやい。おれが死んでるなんて・・・・・・だっておれはちっとも死んだような気がしねえぜ」
「それがおめえはずうずうしいっていうんだよ。はじめて死んだのにどんな気がするか、そうそうすぐにわかるものか。」
「そういわれてみると、今朝はどうも気持ちがよくねえ」
「そうれみろ。だから早くいかなくっちゃいけねえ」
「どこへ?」
「どこへってきまってるじゃねえか。死体をひきとりにいくのさ」
「だれの?」
「おめえのよ」
「だって、なんぼなんでも、これがあたしの死体ですなんて、じぶんでいくのはきまりがわるくって・・・・・・」
「ばかいうな。当人がいって当人のものをもらってくるのに、きまりがわるいもハチのあたまもあるもんか。さあ、いっしょにこい・・・・・・ほら、ここだ。ここにいっしょにはいるんだ」
「勝手にはいって怒られないかなあ?」
「なにいってやんでえ。じぶんの死体を持ってくのにだれの遠慮がいるもんか・・・・・・うんしょ、うんしょ・・・・・・ふう、やっと開いた。ぐずぐずしねえで早くこの中に入れ・・・・・・ほら、そこの布をまくって見ろい」
「では、布をまくって・・・・・・あれ、これがおれか?」
「そうだよ」
「なんだか、ずいぶんきたねえつらをしてるなあ」
「死顔なんてかわるもんだよ」
「なんだかすこし長えようだな」
「ぶらさがってるあいだにのびちゃったんだよ」
「へえ、そんなものかなあ・・・・・・あっ、やっぱりおれだ」
「そうだろう、わかったろう」
「やい、このおれめ、なんてあさましいすがたになっちまって・・・・・・こうと知ったらもっとうめえものを食っとけばよかった。どうしよう」
「どうしようたって、泣いててもしかたがねえ。なにごとも因縁だとあきらめるんだ。さあ、死体をひきとらなくっちゃあ・・・・・・おい、おめえ、あたまのほうを持て。おれが足のほうを手つだうから」
「でも、なんだかわからなくなっちまった」
「なにが?」
「ゴルゴダの丘ではりつけにされて死んだのはたしかにおれなんだが、それを抱いているおれは、一体どこのだれだろう?」

『婦人たちは安息日には掟に従って休んだ。そして、週の初めの日の明け方早く、準備しておいた香料を持って墓に行った。見ると、石が墓のわきに転がしてあり、中に入っても、主イエスの遺体が見当たらなかった。』 

ルカによる福音書 第24章1~3節

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04/米

監督 メル・ギブスン
製作 メル・ギブスン ブルース・デイヴィ スティーヴン・マクヴィーティ
出演 ジム・カヴィーゼル モニカ・ベルッチ マヤ・モルゲンステルン他

誰も描けなかった真実ゆえの衝撃!アカデミー賞監督メル・ギブスンがイエス・キリストの受難と復活の真相に挑む。


(古賀)

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