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2005年4月

2005/04/30

マイ・フェア・レディ

64/米

監督 ジョージ・キューカー
脚本 アラン・J・ラーナー
撮影 ハリー・ストラドリング
出演 オードリー・ヘップバーン レックス・ハリスン スタンリー・ハロウェイ他
原作 バーナード・ショー

【STORY】

長い間京都で屋敷奉公をしていたために言葉が丁寧すぎるのが欠点の花売り娘のイライザを見かけた言語学者ヒギンズ教授は「この子を半年で極めてぞんざいで乱暴な言葉づかいをする下町娘にしてみせる」と断言し、友人の学者と賭けをする。教授にイライザの教育係を押しつけられて、最初は迷惑顔の下町の長屋に住む八五郎だったが、毎日一緒に差し向かいでたくあんのこうこをざーくざくのぼーりぼり、ちんちろりんのぽーりぽーりのさーくさくと食べているうちに、次第に情が移り、いつしかお互いに深く愛し合う仲になる。そんな特訓の甲斐あって見違えるように変身したイライザは、ヒギンズ教授のエスコートで社交界にデビュー。その極めてぞんざいで乱暴な言葉づかいで社交界を恐慌に陥れ、賭けは大成功。しかし自分が教授に実験材料にされたことを知ったイライザは、ヤケになって大酒をあおり、ぐでんぐでんに酔っ払った勢いで教授に威勢良く口喧嘩を吹っかける・・・。
毒舌家で知られたバーナード・ショーの戯曲「たらちね」のミュージカル化。「小砂眼入す」「あーら、わが君」「恐惶(恐慌)謹言」「酔ってくだん(件)のごとし」などの、劇中歌も大ヒットした。


(古賀)

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2005/04/16

フランケンシュタイン

94/米

監督 ケネス・ブラナー
脚本 ステフ・レイデイ他
撮影 ロジャー・プラット
出演 ケネス・ブラナー ロバート・デ・ニーロ トム・ハルス他
原作 メアリー・シェリー

【STORY】

らくだとあだ名される乱暴者のところに、兄貴分の医学生のヴィクターがたずねてくると、らくだは前夜食べた河豚にあたって死んでいる。通りかかった屑屋を呼び込み、家主に葬式の酒肴を用意するよう伝えさせるが、家主は「店賃を二年間も入れていないのに、酒なんかとんでもない。死人にカンカンノウを踊らせるというのなら、面白いからやってみろ」と断る。屑屋からそれを聞いて怒ったヴィクターは、らくだの死体をバラバラにしてつなぎ合わせてから、屑屋の脳を移植して電気ショックを与え、誕生したクリーチャーに家主の前でカンカンノウを踊らせる。驚いた家主から届いた酒を2人で飲んでいるうちに、酔いがまわってきて気が強くなったクリーチャー(屑屋の脳を持ったらくだの死体)はこのまま焼き場に連れて行かれて焼かれるのは嫌だとだだをこねはじめ、創造主であるヴィクターを逆におどかしはじめる。困ったヴィクターはクリーチャーを見捨てて逃げ出してしまうが、クリーチャーは執拗に彼を追い求め、数年後北極の氷原で二人は再び対面する。
「ここはどこだ?」
「流氷の上だ」
「ああ、流氷酒でもいいから、もう一杯」


(古賀)

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2005/04/05

怪談雪女郎

1968年4月20日封切

監督 田中徳三
脚本 八尋不二
撮影 牧浦地志
音楽 伊福部昭
出演 藤村志保 石浜朗 長谷川待子 内藤武敏他
原作 ラフカディオ・ハーン

【STORY】

美濃と飛騨の国境の村に、与作という若い仏師が住んでいた。

             (中略)

ある吹雪の晩のこと、妻のゆきが行灯の光で針仕事をしている傍で、与作がこう語り出した。

「こんな雪の降る晩は、わしがまだ十八の若者だったじぶんに見た色の白い不思議な人のことを思い出すだよ・・・」
「吹雪に襲われて逃げ込んだ小屋の中でわしはその人に出会っただ」
「一緒に行ったお師匠様はとり殺されてしもうたが・・・」
「その人はわしがまだ若くて殺すのは可哀想だといって助けてくれた」
「むろん、そいつは人間じゃなかった」
「・・・・・・しかし、じっさいわしが見たのは夢だったのか、本当に雪・・・だったのか、いまだにはっきりわからん」
「ただえらく色の白い人だったことだけははっきり覚えておる」
「ちょうど、ゆき。お前と同じような白い綺麗な肌じゃった・・・」

ゆきは、いきなり縫い物を放りだして立ちあがり、すわっている与作に顔を近づけるとこう叫んだ。

「与作、わたしの顔をよーく見てごらん」
「その女こそ、この私だったのだよ!」
「一言でも喋ったら、たちどころにとり殺してしまうという約束を忘れたわけではあるまい!!」

「そ、そ・・・そう言われてみれば」
「その雪のように美しい白い肌・・・」
「そのたどんのような目・・・」
「その焼き海苔のような眉毛・・・」
「にんじんのようなって言うか、にんじんそのものの鼻・・・」
「頭にかぶった子供の砂遊び用のバケツ・・・」
「もろ古ぼけたはたきのような手・・・」
「大きいお団子の上に小さいお団子を積み上げたような独特の体型・・・」
「お前はあのときの雪達磨!」
「30年間一緒に暮らしていてちっとも気づかなかっただよ!!」

「・・・・・・・・・・・・・・・気づけよ」


(古賀)

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2005/04/03

欲望という名の電車男

製作 チャールズ・K・フェルドマン
監督 エリア・カザン
脚本 テネシー・ウィリアムズ
撮影 ハリー・ストラドリング
出演 ヴィヴィアン・リー マーロン・ブランド キム・ハンター カール・マルデン他
原作 『電車男』 中野独人

【STORY】

教師をやめ、秋葉原の電気街にやってきたエルメス(ヴィヴィアン・リー)は、そこで出会ったパソコンショップ店員のポイズンマン(マーロン・ブランド)があまりにも無知で不親切でキモメンだったので、吐き捨てるように軽蔑の言葉を投げつける。帰りの電車の中で酔っ払いにからまれているところをトレインマン(カール・マルデン)に助けられたエルメスは、感謝の印に高価なカップをトレインマンに贈り、トレインマンはエルメスの清楚で上品なふるまいにすっかり心をうばわれ、以後ふたりは頻繁にデートを重ねるようになる。が、トレインマンは、実は巨大掲示板の独身男性板に常駐しているポイズンマンと知り合いだった。ポイズンマンと名無しさんたちの執拗な調査により、故郷で放蕩の限りを尽くし未成年の教え子を誘惑したかどで学校をやめさせられたエルメスの旧悪が掲示板に大きく晒され、二人の仲は破局を迎える・・・・・・原作『電車男』を独自の解釈により大胆に脚色したエリア・カザン監督の意欲作。ヴィヴィアン・リーはこの作品で、2ちゃんねる主演女優賞に輝いた。


(古賀)

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