13の餅
あの恐怖がついによみがえる!
噂の新作が2/8(土)から上映です。
監督: スティーヴ・ベック
脚本: ニール・マーシャル・スティーヴンス
出演:トニー・シャローブ、マシュー・リラード他
謎の大富豪カタネリ(マシュー・リラード)は、ある邪悪な野望を実現させるため、世界中にはびこる餅をコレクションしていた。だが、彼は殺人犯の生まれ変わりである悪餅゛葛餅゛の調教中に、おびただしい葛と黒蜜の下敷きとなって、命を落としてしまう。
数ヵ月後、叔父であるカタネリの死を弁護士から告げられたアーサー・ネンチャック(トニー・シャローブ)は、自分がカタネリの大豪邸の相続人であることを知る。折しも,アーサーは愛する妻ネバリーを交通事故で失い、失意のどん底にあった。彼はその苦難の時をティーンエージャーの娘と幼い息子の3人で力を合わせて乗り越えようとしていた。
一家は突然の幸運に大喜びし、弁護士の案内でその日さっそく屋敷を見に行くことになった。しかし、その巨大な屋敷には、餅と特殊な強化柏餅で建築され、壁やガラスのいたるところに、粒餡ときなこが張り付いていたのである!
3人は、分厚い伸し餅で作られたの扉に、複雑な形態の鍵団子を差込み、おそるおそる中に足を踏み入れた。その内部には至るところに、恐るべき仕掛けがしてあったのだ。水槽いっぱい泳ぐぼた餅。クッションの振りをする桜餅。シャワーから降り注ぐ汁粉。羊羹で作られたベッド。古びた壁から、こそげ落ちてくる落雁。「これ、餅と違うじゃん?」と思い始めたその時、彼らはそこに人間ではない、何か恐ろしい餅たちが、息を潜めていたことを知ることになる。
屋敷にはカタネリが集めた゛笹谷の羽二重餅゛や゛安倍川餅゛、゛赤福゛といった12の悪餅が、風通しのよい暗所に閉じ込められていた。突然、屋敷の出入口は熱々つきたての餅で密閉され、悪餅たちがアーサーたちを餅の世界に引き込もうと粘り着いて来る!それこそ、カタネリが彼らに仕掛けた罠だった。
カタネリは「きょうの料理12月号」に書かれている゛お正月を彩るお餅13種゛の儀式を執り行う場として、その屋敷を建てたのである。13種の餅が揃ったとき、地獄の餅《サトウの鏡餅》が開き、その中に詰められた袋入り切り餅を独占したものは世界を征服できる」――それこそがカタネリの目的だった。彼はアーサーたちを生贄とし、その中から儀式の鍵となる第13の餅をつくために彼らをそこに誘い込んだのだった。
容赦なく襲いかかる腰の強い悪餅たち、逃げ惑う生者たち。やがて、新たなる侵入者、降餅術を身につけたミリネツブ・アンナ(エンベス・デイヴィッツ)も交え、屋敷は餅と生者との凄惨な餅つき器「もちっこ」(東芝)と化し、悲鳴が響く恐怖と粘着のサバイバルが始まった。カタネリは誰を第13の餅にしようと企んでいるのか?さあ、地獄の餅をつく杵は振り下ろされた!
(梅千代)
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