さよならジュピター
製作 本木荘二郎
監督 黒澤明
脚本 黒澤明 橋本忍 小国英雄
撮影 中井朝一
音楽 早坂文雄
原作 小松左京
出演 志村喬 小田切みき 金子信雄 日守新一 田中春男 千秋実他
【STORY】
主人公のジュピター(志村喬)は、30億年以上無欠勤の模範的な太陽系第5番惑星で、毎日16個の衛星をたらい回しにして漫然と日々を過ごしていた。
ところがある日、体の異常を感じたジュピターが科学者に大赤斑を見てもらったところ、自分の体内に異星人の宇宙船があることを告げられる。
裏切られた気持ちで失意と孤独の中にいるジュピターの近くにやって来た若い衛星のイオ(小田切みき)は、彼に人類の作った木星太陽化計画の企画書を見せ、「ジュピターさんもこんな風に情熱的に燃え上がってみたら」と明るく言いながら公転周期1769日でぐるぐる回ってみせる。
翌日膨大な未決書類の山から、「太陽系に近づいてくるブラックホールが太陽にぶつからないよう何とかしてほしい」という陳情書を探し出したジュピターは、今までの事なかれ主義を捨て太陽系未曾有の危機を救うため人類と一体となり、自らが率先してブラックホールへとぶつかって行く。
完成したプランのただ中で「♪命短し バイバイ・ジュピター」の歌を歌いながらひっそりと息絶えるジュピター。
無為にすごしてきた長い長い生涯の最後に、輝くような生の手ごたえとともに燃え尽きた主人公の姿を宇宙的規模で感動的に描き出す黒澤明監督のSF巨編。
(古賀)









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