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2009年2月

2009年2月24日 (火)

落語『芝浜(最終話/大晦日の晩にアイを叫んだ勝五郎)』

「3年前に芝浜で50両入った財布を拾ったのが夢だったんじゃない僕もありえるんだ!」
「50両を拾ったという現実を夢としているのは君の心だ」
「財布の中の大金、それをお上に届けるか届けないか、これらが少し違うだけで人の運命は大きく変わるわ」
「財布は人の数だけ存在する」
「だが君の拾った財布は一つだ」
「心配性の女房の世界観により君のことを守るために変更された情報、ゆがめられた真実」
「人1人が拾う財布のお金なんてちっぽけなものや」
「だけど酔っぱらいは自分のもてる物差しでしか財布をはかれない」
「与えられた他人の財布でしか物事を見ようとしない」
「50両があると気分良く、夢だと思うとゆううつ、教えられたらそう思いこんでしまう」
「50両がなくてもきちんと働いてさえいれば楽しいことはあるのに」
「うけとり方一つでまるで別物になってしまう脆弱なものだ。拾った財布の価値なんて」
「ぼくは…久しぶりにお酒を飲んでもいいかも知れない」
「おめでとう」
「おめでとう」
「おめでとう」
「おめでとう」
「おめでとう」
「おめでとう」
「ありがとう…だが、待てよ…よそう。また自己開発セミナーと言われるといけねえ」
熊さんにありがとう。八つぁんにさようなら。そしてすべての長屋の住人達におめでとう。

【関連情報】

落語のあらすじ 千字寄席 『芝浜』

第59回 エヴァ雑記「最終話 世界の中心でアイを叫んだけもの」(WEBアニメスタイルCOLUMN


 
(古賀)

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2009年2月22日 (日)

落語『寝床(絶望落語)』

毎度ばかばかしい絶望を一席。
「わたしはただの家主とはちがい、きちんと義太夫の会をひらいてこの長屋の役に立ちたいと思っている」
「……何もしないでくださるのが一番ありがたいのですが」
「先生…じゃなかった、番頭の茂造さん。小森さんは旦那さまの義太夫と聞いただけで長屋に引きこもって出てきません」
「う、うらやましいですね、小森さんは……あいにく私は子どものときから薬一服いただかないという因果な性分です。絶望した!健康な体が災いする社会に絶望した!」
「この国の義太夫は何だかおかしいよ。訴えてやる!」
「旦那さまの義太夫はこの国でもおかしいんです」
「めるめるめる(『ヘタクソ!』)」
「ソンナコトナイ。ダンナサマノギダユウトテモウマイ。特ニオサシミ」
「私、オナガドリのしっぽから作った酔い止めの薬を持ってきたわ。あなたは何か用意してきた?」
「耳栓を」
「普通…」
「普通って言うなあ!」
「義太夫を語る場所なのか寝床なのかどっちかはっきりしなさいよ。あーー、イライラする!」

【関連情報】

落語のあらすじ 千字寄席 『寝床』

『さよなら絶望先生の登場人物』(Wikipedia

 
(古賀)

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