2009年12月 7日 (月)

笛育市民大学講座(嘘知識) 日本史『白蓮密教』

「我を日本一の智者となし給え」と願を立て清澄寺で学問をしていた是生房蓮長という僧侶が、真実の仏の教えを知るという提婆達多という老人に弟子入りし、一年間の艱難辛苦の末に伝授された日本を未曾有の国難から守るための密教の秘法。

「南無妙法蓮華経 南無妙法蓮華経 霊印坊奪取(王~聖文)」と唱えることにより、月蓮、火蓮、水蓮、木蓮、金蓮、土蓮、日蓮の7種類の蓮の化身になり、それぞれ異なる加持祈祷の秘術を使うことが出来る。あくまで「日蓮の化身になる密教」であって「日蓮によって日本に伝えられた密教」ではないが、そのような間違った記載をしている本もたまにある。

【関連情報】

『密教』(Wikipedia


『日蓮』(Wikipedia

『法華経』(Wikipedia

『愛の戦士レインボーマン』(Wikipedia

唐沢俊一 仏教を語る』(藤岡真blog


(古賀)

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2009年12月 6日 (日)

笛育市民大学講座(嘘知識) 書籍『お釈迦ボックス』4

西尾維新作睦月あきら画 中央公論社コミックス

第八箱 「もっていかれた」

【あらすじ】

インドの初期仏教美術では、釈迦を人間の像では表さず、輪宝、仏足跡、菩提樹などのシンボルによって表現した。仏陀となった偉大な釈迦の姿は、人の手で表すことはできないと思われていたからである。

古代インドの芸術家「駄目だァ!描けない!僕にはお釈迦様が描けない!!」
アーナンダ「ああ?何言ってんだ。いい浮き彫りじゃん」
サーリプッタ「いや、アーナンダくん。俺には彼の言っていることがよくわかる…この浮き彫りは世尊の『偉大さ』を表現し切れていない!モチーフ以上のものを描けなければ芸術とは言えんのだ!」
古代インドの芸術家「…その通りです。僕達芸術家は常に現実の上を行かねばならない…つまり完全な存在…『天上天下唯我独尊』であるところのお釈迦さまには…芸術性がない!!」
世尊「……フッ」
ずーん
アーナンダ「世尊が落ち込んだーっ!!」
(参考:『やさしい仏像の見方』新潮社 『めだかボックス』第2巻)

【関連情報】

『釈迦』(Wikipedia


『阿難』(Wikipedia

『舎利弗』(Wikipedia

『仏像』(Wikipedia

『めだかボックス』Wikipedia


(古賀)

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笛育市民大学講座(嘘知識) テレビ番組『さよなら矢的先生』

1980年~1981年放映された円谷プロ製作の特撮テレビ番組。

M78星雲光の国から地球に派遣された超ネガティブ思考のウルトラ戦士が、人間の持つ負の感情『絶望』から生み出される社会派怪獣を倒すために、特に怪獣を生み出しそうな問題のある桜ヶ岡中学校に赴任して特に怪獣を生み出しそうな困った生徒さんの集まる2のへ組の担任教師となり、「絶望した!○○な怪獣を生み出す社会に絶望した!(例:金汚い怪獣)」と叫びながら巨大ヒーローに変身して、怪獣を打ち負かしたり、怪獣に打ち負かされたり(こちらの方が多い)、キッチリしないとイライラするマイナスエネルギーの生み出した整理整頓怪獣に惨殺されたり、怪獣の方に先に「絶望した!」というセリフを先取りされて絶句したりする異色のウルトラシリーズ作品。

シリーズ後半では『かってに怪獣』とタイトルが変わり、地球防衛組織UGM(ウッカリ・ガッカリ・メンバーズ)の隊員になった矢的先生が、M78星雲にいた時に引きおこした光の国天才アカデミー崩壊事件のために怪獣化したことを恨みに思っている元ウルトラ戦士を迎え撃つストーリーが中心となる。

ちなみに矢的先生とは黒板に横書きされた名前を生徒に間違えて読まれたためについた通称で、本名は『矢白勺』。

【関連情報】

『ウルトラマン80』(Wikipedia


『さよなら絶望先生』(Wikipedia

『かってに改蔵』(Wikipedia


(古賀)

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2009年12月 5日 (土)

笛育市民大学講座(嘘知識) テレビ番組『カミナリねずみピッカリ・チュー』

ムロタニツネ象の漫画『ビリビリ・ビート』を元に作られたテレビアニメ。

本来は地上に降りてきたカミナリの子供が活躍する話だったのだが、アニメスタッフが「バトル要素を入れたほうがウケる」、「カミナリの子はネズミにした方が子供にアピールする」「おへそに花が咲くなんてカッコ悪い。普通の電撃を武器にしよう」「悪役はゼロゼロ五右衛門なんて変テコな名前はやめてロケット団にしよう」などいろいろな改良(?)を加えた結果、元の漫画とは似ても似つかぬ作品に仕上がってしまった。

それが意外なことに子供に大ウケしたため、1967年から現在までずっと放映され続けている長寿番組。ゲーム化にともない1度タイトルが変わっているため、タイトル変更前の作品とタイトル変更後の作品が無関係だと錯覚している人も多い。

【関連情報】

『カミナリ坊やピッカリ・ビー』(Wikipedia


『ポケットモンスター』(Wikipedia

『ピカチュウ』(Wikipedia

第10回 2005年後半回想 その3』(WEBアニメスタイル)


(古賀)

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2009年12月 1日 (火)

笛育市民大学講座(嘘知識) 書籍『お釈迦ボックス』3

西尾維新作睦月あきら画 中央公論社コミックス

第四箱 「余計な真似だよ」

【あらすじ】

世尊に教団の指導者の地位を自分に譲るようすすめたデーヴァダッタは、「6年間よだれを食べていたお前などに地位は譲らない(注:デーヴァダッタがアジャータサットゥ王子にとりいって6年間媚びへつらっていたことを指す)」と世尊から辱めを受けた。
腹を立てたデーヴァダッタは、アジャータサットゥ王子に父王のビンビサーラ王を幽閉し王となるようそそのかし、自分はその力を利用して世尊を殺して仏陀になろうと企んだ。

アングリマーラ「お前、どうしてそんなあちこち歩き回ってるんだ?そんなに托鉢好きだっけ?」
アーナンダ「別に。ただ俺の中のルールで、1日5リットルの汗をかくって決めてんだ」
デーヴァダッタ「あーーわかるわかる。あたしも1日5リットルのよだれを飲むって決めてるし。似たようなもんだよね♪」
アーナンダ「デーヴァダッタ…よだれはドリンクじゃない!」
(中略)
アジャータサットゥ王子の家来「ちょいと面貸してくれや、ビンビサーラ王。アジャータサットゥ王子の相談に乗ってほしいんだよ。なぁーに、マガダ国にとっても悪い話じゃねーと思うぜ」
(ビンビサーラ王を連れて行く)
アングリマーラ「……なんか悪そうな家来だったけど、止めなくてよかったのか?お前とアジャータサットゥ王子は大の仲良しなんだろう」
デーヴァダッタ「んー?別に見て見ぬふりでいーんだよ。あたしとアジャータサットゥ王子って都合のいい時だけの友達だし」
アングリマーラ「いや僕も結構悪い奴だったけどさ…お前は最悪だな、デーヴァダッタ!!」
(参考:中村元選集第14巻『原始仏教の成立』P519~P528 『めだかボックス』第1巻)

【関連情報】

笛育市民大学講座(嘘知識) 書籍『お釈迦ボックス』

笛育市民大学講座(嘘知識) 書籍『お釈迦ボックス』

『阿難』(Wikipedia

『提婆達多』(Wikipedia

『アジャータシャトル』(Wikipedia

『ビンビサーラ』(Wikipedia

『めだかボックス』Wikipedia


(古賀)

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2009年11月29日 (日)

笛育市民大学講座(嘘知識) 社会学『死活問題』

特に苦労しなくても何となく死神と出会って棺桶に両足をつっこむことができた『お見合い死亡』『職場死亡』などのシステムが崩れ、自らが積極的に活動しなければあの世に行くことができなくなった人間が蓬莱山などの一部地域で増加したことにより引きおこされる社会問題。

【関連情報】

『結婚活動』(Wikipedia


『死活』(Wikipedia

『蓬莱』(Wikipedia


(古賀)

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笛育市民大学講座(嘘知識) テレビ番組『ファイトだ!!万城目』

ムロタニツネ象の漫画『ドクター・一の谷』を元に作られ1968年に放映された円谷プロ監修のギャグアニメ。

【あらすじ】

悪の超科学的存在アンバランスゾーン7世と助手のチルソニア遊星人の留さんの悪巧みのため毎回(でもない)トンチキな怪奇現象に巻き込まれる主人公の万城目淳が、頭に衝撃を受けると天才になり熱原子X線や超音波ジアテルミーなどの突飛なメカを発明する祖父(でもなんでもない赤の他人)の一の谷博士の助けにより、ピンチに陥ったガールフレンドのユリ子ちゃん(やその他大勢)を救いだしアンバランスゾーンをやっつけるスラップスティックコメディ。

毎回(でもない)悪巧みに失敗したアンバランスゾーンが留さんと共にご先祖様にお仕置きされて、空飛ぶ円盤に熱線で焼かれたり宇宙空間に放り出されたり異次元に行く電車に乗せてもらえなかったりする設定は、後のタイムボカンシリーズに受け継がれたと言われている。

【関連情報】

『ファイトだ!!ピュー太』(Wikipedia


『ウルトラQ』(Wikipedia

第13回 『ファイトだ!! ピュー太』なら100万円まで出せ(WEBアニメスタイル


(古賀)

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2009年11月25日 (水)

笛育市民大学講座(嘘知識) 世界史『ハロウィン事件』

19××年、万聖節の前晩にあたる10月31日に突如あらわれた子供達が町を占領し、糖分を多く含んだ食糧をよこさない市民をおもちゃのピストルや刀で大量に殺害し、死体の捨て場に困るためいったん全て生きかえらせて証拠隠滅をはかった恐るべき事件。中をくりぬいたカボチャを被って正体を隠しながら殺害行為を行った者が数多くいたところから南京大虐殺ともいわれる。

死者の数は30万人以上といわれているが、いったん全て生き返っているため埋葬記録が無く、正確な虐殺数を算出するのは困難である。

近年「当時の国際法では御菓子をくれない大人の殺害は合法だった」「死んだふりをした大人は死者のうちに入らない」などの詭弁で問題が矮小化される傾向にある。憂うべきことである。

【関連情報】

『ハロウィン』(Wikipedia

『カボチャ』(Wikipedia

『南京大虐殺』(Wikipedia

『南京大虐殺論争』(Wikipedia


(古賀)

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2009年11月23日 (月)

笛育市民大学講座(嘘知識) テレビ番組『まんが大和昔ばなし』

大和(日本)の各地に残る大和魂の大切さを伝える不思議な昔話を集め、松本零士風に映像化した人気テレビ番組。

【あらすじ】

『大和太郎』

むかしむかし、悪い青鬼により国中の空気や水が汚れて人々が困り果てていたことがあった。
老夫婦が海底に沈んだ戦艦の赤錆を集めて船を造ったところ、長年信心していた伊豆神樽神社の天神の力により船に命が宿った。
老夫婦に大和太郎という名前を貰った船は仲間を集めて悪い青鬼を退治に出かけることにした。

『天狗の隠れ蓑』

大和太郎に乗り込んだ仲間が青鬼の目を逃れるために用いた老夫婦の家宝の天狗の隠れ蓑は、使い方を間違えると船体に穴が開いたり娘っ子の服が消えてなくなったりするひどく危険なものだった。

『天人の島』

大和太郎が旅の途中で立ち寄った天人の島は、実は悪い青鬼の子分の隠れ家だった。
船の仲間は危難が近付くと異変が起こるという言い伝えの波動地蔵の目玉が光り出すのを見て青鬼の子分たちに警告するが、子分たちは笑っているだけで本気にしない。やがて天人の島は巨大化した波動地蔵の重みで一夜にして沈んでしまい、目隠しで対閃光防御していたために助かった船の仲間はまた旅を続けるのだった。

【関連情報】

『まんが日本昔ばなし』(Wikipedia


『大和』((Wikipedia

『宇宙戦艦ヤマト』((Wikipedia


(古賀)

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2009年11月21日 (土)

笛育市民大学講座(嘘知識) 書籍『お釈迦ボックス』2

西尾維新作睦月あきら画 中央公論社コミックス

第三箱 「確かにお前は」

【あらすじ】

世尊を殺して自らが仏陀となる野心を抱いたデーヴァダッタは、「世尊は象が苦手」という噂を聞き、ナーラーギリという名の凶暴な象をけしかけ世尊の命を奪おうとたくらんだ。打ち合わせどおりに象師にけしかけられたナーラーギリ象がこちらに向かって突進してくるのを見つけたアーナンダは、うろたえて事もあろうに主犯であるデーヴァダッタに手助けを求めた。

アーナンダ「嘘だろ?俺、今から象がこっちに突進してくるのを止めるの?マジで?くっそ…信じられねェ。デーヴァダッタ、お前手伝ってくれるんだよな?」
デーヴァダッタ「え!?あたしが!?やだよ!!あたしは兄弟のあんたが世尊といっしょに酷い目に遭うのを安全圏から眺めていたいだけの人間なんだから!!」
アーナンダ「お前は人間じゃねえよ…今に地獄に落ちるぞ!」
デーヴァダッタ「あひゃひゃ!それにしても意外だね!あの完璧超人の世尊が象のことが苦手だったなんて」
アーナンダ「…あれ?デーヴァダッタ、お前なんか勘違いしてねえ?世尊は象のこと苦手なんかじゃねーよ。むしろ半端なく大好きだ。ただ…」
世尊「さあ、こわくないぞ。撫でてやろう!ぎゅっとしてやろう!一緒に遊んでやろう!だから、さあ!私に貴様を触らせろ!!」
象「!?」(突進してきた象、途中で方向転換し一目散に逃げ出す)
デーヴァダッタ「え…と、アーナンダ。これどーゆーコト?」
アーナンダ「だからさ。世尊が象を苦手なんじゃなくて…象が世尊を苦手なんだよ!」
動物に人格(仏格?)は通用しない。彼らは圧倒的な力の前にはただひれ伏すのみである。

世尊「あんな可愛らしい酔象にもなついてもらえないなんて…私はどうしようもなく駄目な天上天下唯我独尊だ…」
アーナンダ「いや、まあな?たしかにお前は天上天下唯我独尊だよ…」
象が大好きだったり落ちこんだり、世尊は案外人間味のある天上天下唯我独尊なのだ。
(参考:中村元選集第14巻『原始仏教の成立』P533~P537 『めだかボックス』第1巻)

【関連情報】

笛育市民大学講座(嘘知識) 書籍『お釈迦ボックス』

『釈迦』(Wikipedia

『阿難』(Wikipedia

『提婆達多』(Wikipedia

『めだかボックス』Wikipedia


(古賀)

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