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2009年11月14日 (土)

笛育市民大学講座(嘘知識) 書籍『ヨーグルト・ミュージック』

グレッグ・ベア作

ソ連のバイオテクノロジー研究所に勤める青年技術者イワン・メチニコフ(注:ノーベル賞生物学者イリヤ・メチニコフの子孫)はふとしたことで知性を持った乳酸菌を開発し、それを持ったまま国外に逃亡した。執拗なKGBの追及に次第に追い詰められながら、イワンはその乳酸菌により発酵させた牛乳でスーパーコンピューター顔負けの情報処理能力を持つヨーグルトを作り上げ、そのヨーグルトを想像を絶する量体内に摂取する。やがてイワンは全身ヨーグルトの固まりという奇怪な姿に変貌するが、それは地球人類全てを巻き込む新たな進化の道程への第一歩に過ぎなかった――『幼年期の終わり』と並ぶ人類進化テーマの傑作SF。

『ビタミンもヨーグルトも(藤岡真blog
>十九世紀の終わりには、ロシアの科学者
>ユーリ・メチニコフが、ブルガリア産の
>ヨーグルトこそ健康と長寿の秘訣と考え、
>同じように本を書いて売りまくった。彼
>自身も毎日々々、想像を絶する量のヨー
>グルトの摂取をし続け、全身ヨーグルト
>の固まりみたいになって死んだ。

現実にありうる「ヨーグルトの固まりみたいになる死に方」がどんなものなのか、いくら想像してもまるでわかりません。

とり・みき先生の『SF大将』に知性を持ったゴハン粒の話があったなあ。

【次回予告】 清兵衛というヨーグルトが大好きな男が友達とヨーグルトを1万個食べられるかどうか賭けをした。商用で行ったブルガリアで想像を絶する量の人間を食べて腹がふくれたうわばみが舐めていた草の効力とは……落語『ヨーグルトの羽織』。

【関連情報】

『ビタミンもヨーグルトも(藤岡真blog

『ヨーグルト』(Wikipedia

『イリヤ・メチニコフ』(Wikipedia

『グレッグ・ベア』(Wikipedia

『ブラッド・ミュージック』(Manuke Station : SF Review


(古賀)

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