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2009年5月 9日 (土)

笛山くんと育田さん 『職業・殺し屋と酒の席』編

笛山「趣味を仕事にしたからといって上手くいくとは限らないですよね」
育田「まあそうだな」
笛山「例えば快楽殺人者が殺し屋を仕事にするとか」
育田「いきなり物騒な例えだな」
笛山「私にもそんな風に殺し屋になった快楽殺人者の知り合いが1人いましたが」
育田「いるのかよ」
笛山「ずっと仕事が楽じゃないとこぼしていました」
育田「どのへんが楽じゃないんだ」
笛山「だって急所を刺さなきゃ人ってなかなか死なないんですよ」
育田「そりゃそうだろう」
笛山「今日は目を潰して鼻と耳をそいで苦しみ悶える姿を見るだけで満足したいと思ってもそれではすまない。仕事だから残業してでもきちんととどめを刺さなきゃならない」
育田「きちんととどめって何だ」
笛山「自動コンベアにのった標的に機械的にとどめを刺していくだけの自由の許されない非人間的な仕事にはもう飽き飽きだそうです。同じ姿勢でずっと作業していると背中や腰が痛くなるとか」
育田「よく分からんが殺し屋の仕事って俺が想像していたのとずいぶん違う気がする」
笛山「おまけに上司は酒の席で『俺の青酸カリが飲めんのか!』と無理強いをする」
育田「いや、それはいくら殺し屋の職場でもまずいのでは」
笛山「そんなこんなで嫌になってやめたそうです」
育田「ふーん。それで今は何をやってるんだ?」
笛山「正反対の仕事をしているそうです」
育田「正反対というと?」
笛山「イエス・キリストの手伝いを」
育田「はあ?」
笛山「でもそこもあんまりかわんないそうです。自動コンベアにのった死人を機械的に甦らせていくだけの自由の許されない非人間的な仕事。背中も腰も痛くなる。おまけに上司は酒の席で『俺の血が飲めんのか!』と無理強いをする」
育田「本当かよ」
笛山「育田くん、こんなあほなことばっかり言っている場合じゃないですよ」
育田「お前が言ってるんだ!」

【関連情報】

『快楽殺人』(Wikipedia


『殺し屋』(Wikipedia

『職業・殺し屋』((Wikipedia

『シアン化カリウム』((Wikipedia

『イエス・キリスト』((Wikipedia


(古賀)

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