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2008年11月 3日 (月)

落語「鋸」

信濃の善光寺で悪人の首にあてて引くだけで大勢の善男善女の魂を極楽へと導く『山椒大夫の鋸』を売り出したため、地獄には公開処刑された罪人しか来なくなりえんま大王が大弱り。
大泥棒石川五右衛門がえんま大王の命令で首尾良く
善光寺からを盗み出したが、あまりにも早く地獄に戻ってきたため疑い深いえんま大王はにせのではないかと怪しむ。
そこで「証拠をごらんに入れる」と五右衛門が自らの首に
をあてて「ひと引きひいては千僧供養、ふた引きひいては万僧供養」と唱えながら引くと、えんま大王、赤鬼、青鬼ほか地獄の全員が罪業消滅してそのままスーッと極楽に行ってしまった。


自堕落なせいで補陀落が何処にあるのかわからない。』(唐沢俊一検証blog
>千僧供養とは、千人の僧に斎を施したりもてなすこと
>で、これを行えば功徳となって極楽に行けるという
>信仰である。自分の親を鋸で挽き殺しながら三郎が
>この文句を唱えることでもわかるように、公開処刑は
>単に悪人の命を奪うだけでなく、悪人の命と引き換えに、
>善男善女の魂を極楽へと導く儀式でもあったのである。

>それにしても、公開処刑が「悪人の命と引き換え
>に、善男善女の魂を極楽へと導く儀式」であったと
>する唐沢の理論は粗雑きわまりない。

たぶん唐沢さんはスケープゴートによる共同体の秩序回復と阿弥陀仏に帰依することによる個人救済をごっちゃにして考えているのだと思います。

【関連情報】

落語のあらすじ 千字寄席 『お血脈』

『阿弥陀信仰』(Wikipedia

『スケープゴート』(Wikipedia

 
(古賀)

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