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2008年8月29日 (金)

『血で描く』 唐沢なをきバージョン

「おもしろいよねー、『血で描く』。『奇談人間体重計』と同じ人が描いてるの、これ?こんなに世の中を呪いながら漫画を描けるなんてすごいよねー」
「なんでもいいのか。世の中を呪いながら自分の血を混ぜたインクで描いた漫画でも!」
「えー、まあそうだよね。いいじゃんおもしろければ。世の中を呪っていたって血で描いていたって何だって」
「そうだよ。呪いだ怨念だと大騒ぎする人こそ心が貧しい」
「漫画の持ち主が行方不明になったり悲惨な死に方をしたのも、よーく考えてみれば全くの偶然さ」
「よーく考えてみないとわからないのね、偶然だって…」
「まあまあ落ちつきたまえみんな。漫画というものはね。もともと世の中を呪いながら血で描くことが容認されてきたメディアなのだ。そもそも王塚ゴライ虫の代表作『鉄甲冑豆粒太郎』も彼が世の中を呪いながら血で描き続けたという伝説もあるわけで」
「それは…そう…かもしれない…けど」
「世の中を呪いながら血で描くことのないメディアに未来はないのだよ。わかるかな、君たち」
「てめぇなんだかわかんないけど不愉快だ。なぐれなぐれ」
「いたいいたいいたいいたい」
それはそれとして沼波恭一先生はその後も『血を描く』の中に生き続け、一生(?)現実世界の人間を自分の作った世界に取り込み続けたという。

【関連情報】

『唐沢俊一』(Wikipedia

『唐沢なをき』(Wikipedia

『まんが極道』(Wikipedia

 
(古賀)

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