「存在と時間」6 さよなら絶望先生『第百十三話 痴人のアリ』バージョン
「巷に存在についてのアリストテレス詐欺が横行しているようですね」
「は?アリステトレス詐欺」
「冷静に考えたら『わかってねーよ』って事も、さもわかっているかのように言い放つ!」
「アリ(存在)って最も普遍的概念じゃね?」
「ねーよ」
「いや、むしろ哲学的にはそれでアリかも」
「アリ…かもな」
「アリアリ!」
「アリアリアリ!」
「アリ(存在)って定義不可能じゃね?」
「定義不可能…かもな」
「アリアリ!」
「アリアリアリ!」
「アリ(存在)って自明じゃね?」
「自明…かもな」
「アリアリ!」
「アリアリアリ!」
「このように哲学の先端をゆこうとする者たちは時としてわけわからなくなり、アリストテレス詐欺の片棒をかついでしまうことがあるのです。冷静に考えたら三つともただの先入見ですよ!問いに対して答えが欠けているばかりでなく、問い自体が方向性を失っているのです!本当にアリ(存在)って何だかわかってますかあ!?絶望した!アリストテレス詐欺に絶望した!」(『存在と時間』第1節)
(番外)
「ハイデガー先生。先生とナチスとの友好関係はアリですか?」
「ないない…それはないです」
「……アリかな」
「アリだよね」
「アリだよ」
「アリアリ」
「アリアリアリアリ」
「アリ……ですかね」
「ハイデガー先生。先生とナチスとの恋愛関係はアリですか?」
(以下略)
【関連情報】
(古賀)
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