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2007年8月10日 (金)

絶望落語『寝床』

毎度ばかばかしい絶望を一席。

「わたしはただの家主とはちがい、きちんと義太夫の会をひらいてこの長屋の役に立ちたいと思っている」

「……何もしないでくださるのが一番ありがたいのですが」

「先生…じゃなかった、番頭の茂造さん。小森さんは旦那さまの義太夫と聞いただけで長屋に引きこもって出てきません」

「う、うらやましいですね、小森さんは……あいにく私は子どものときから薬一服いただかないという因果な性分です。絶望した!健康な体が災いする社会に絶望した!」

「この国の義太夫は何だかおかしいよ。訴えてやる!」

旦那さまの義太夫はこの国でもおかしいんです」

「めるめるめる(『ヘタクソ!』)」

「ソンナコトナイ。ダンナサマノギダユウトテモウマイ。特ニオサシミ」

「私、オナガドリのしっぽから作った酔い止めの薬を持ってきたわ。あなたは何か用意してきた?」

「耳栓を」

「普通…」

「普通って言うなあ!」

「義太夫を語る場所なのか寝床なのかどっちかはっきりしなさいよ。あーー、イライラする!」

【関連情報】

落語のあらすじ 千字寄席 『寝床

『さよなら絶望先生の登場人物』(Wikipedia

 

(古賀)

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