« 「はじめ『少年の胸中は』とおたずねしたところ『大宇宙のごとし』との答え。2度目に『十方世界は』と聞くと『ウルトラ五つの誓いで保つ』との仰せ。最後に『三万の星は』と問えば『目の中にあり』とのお答え。とうてい私の及ぶところではござらん。もう1度修行をしなおして、また地球をいただきに参上いたします」 | トップページ | 「見ろ、こうやってビートルを運転している。と、だしぬけに横から赤い玉がとび出してきた。うわっ、たいへんだ。あわててハンドルを切ろうとする。ところがどちらへ切っていいのかわからない。たた大変だ。おどろいてブレーキを踏もうとする。いや違う。これはミサイルの発射ボタンだ。いったいおれはどこにいるのだ。身体の上にあるこのおかしなものはなんだ。この棒は何という。おれは誰だ。名はなんという。なぜ生きている。どかあん」 »

2007年5月 3日 (木)

「そこは私のことだから20万頓もある怪獣をえいやっと目よりも高く」「たいそうな力だな」「さしあげようと思ったが流石に重くて無理だった」「なんだ」「仕方がないのでこれに水素瓦斯を詰め込んで風船にした」「おいおい怪獣が風船なんかになるわけないだろう」「それができたてだから柔らかい」

「一天にわかにかき曇ると見る間に、怪獣墓場の底が抜けたような怪獣の大降りになる。お困りでしょう。一体どうなさる」「どうするったって、怪獣が降ってきたってんでビートルに傘をとどけさせる」「あいにく科学特捜隊本部はみんな不在でビートルは傘を持ってこない」「みんな不在?そりゃあないでしょう。せめてイデの一人ぐらいは…」「あいにくといない」「それじゃあしょうがねえ」「しょうがない、いたしかたないとあきらめがつきますか」「つかしちゃいます」「さあ、そこだ」「え?どこですか」「さがしちゃあいけない。これすなわち堪忍という心持ち。地底で眠っていた怪獣が目をさまして襲ってくる、宇宙人が怪獣をおくりこんでくるなどと思うから腹も立つ。天が怪獣を降らせると思えば腹も立たない。これすなわち天災だ」 落語『空の贈り物』

【関連情報】

『スカイドン』(Wikipedia

落語のあらすじ 千字寄席 『天災』

 

(古賀)

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