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2007年5月

2007年5月26日 (土)

「兄貴、本当に古代人の残したこの金属板の文字が読めるのか?」

「馬鹿にするな、このぐらい屁のカッパで読めらい…ええと、『我々は悪魔の怪獣赤いバニラと青いアボラスを捕え液体に変えて地中深く埋めるのに成功したでござ候。そのお祝いをするから茶碗と徳利とおさかずきをお店から借りてきてほしいでござ候』と書いてある」「茶碗と徳利とおさかずきだけか?」「ええと、『あと大皿も借りてほしい、小皿も借りてほしい、箸なんかは洗って返すのが面倒だから、向かいの荒物屋で買うからいいでござ候』と書いてある」「向かいの荒物屋って…向かいは空き地だけど」「ええと、『3億5000年後には空き地になってるかもしれないけど3億5000年前は荒物屋だったのでそこで買うでござ候。ぐずぐずぬかすとバニラとアボラスを蘇らせて滅ぼしちまうぞ、この野郎のござ候』と書いてある」「変な古代人だなあ」 落語『悪魔はふたたび』

元ネタは『手紙無筆』。字が読めない知ったかぶりの男が人から手紙を読んでくれと頼まれ、さも読めるようなふりをして出鱈目を言う話。

【関連情報】

『アボラス』(Wikipedia

『バニラ』(Wikipedia

 

(古賀)

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2007年5月20日 (日)

今日の更新情報(5/20)

★笛育演芸場(嘘落語)更新しました。

落語『日本国憲法』後編

http://fueiku.cocolog-nifty.com/engei/

今度は九条クッキーと九条せんべいがいっぱいこわい。

(古賀)

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「昼間、子供たちにとっ捕まっていたところを親方に助けていただいた生きた鉱石でございます」

「ああ、そうか。あのときの不思議な鉱石か。石なんてものはみんな同じような顔をしているからわかりゃしねえな…あれからどうした?」「あれから宇宙へ帰りまして、両親に助けていただいたことを報告しますと、両親とも大変喜びまして…恩人であるから、行って恩返しをしてこい。恩知らずは珪素生物じゃない、炭素生物も同然だとこういうんで」「良く意味はわからんがひでえことを言うな」「そんなわけでご恩返しをいたしますので、化けてほしいものを何なりと脳波で申しつけてください」 落語『宇宙から来た暴れん坊』

【関連情報】

『ギャンゴ』(Wikipedia

『珪素生物』(Wikipedia

落語のあらすじ 千字寄席 『狸賽』

 

(古賀)

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2007年5月19日 (土)

今日の更新情報(5/19)

★笛育演芸場(嘘落語)更新しました。

落語『日本国憲法』前編

http://fueiku.cocolog-nifty.com/engei/

★笛育妖怪館(嘘妖怪)更新しました。

『空気ちゃん』

http://fueiku.cocolog-nifty.com/monster/

★笛育蔵(嘘倉庫)更新しました。

日本史『やわらか種子島』

http://fueiku.cocolog-nifty.com/kura/

(古賀)

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「待て!そして絶望せよ!」

[小説] 谷川流ファンは幸福である。(Something Orange

>特に名を秘す歴史作家Y・Tのファンは、そもそも発売日に本が

>出ることなど期待しない。何かの間違いで予告どおりに発売さ

>れると、悪いことが起こる兆しではないかと心配する。

特に名を秘す小説家芥川龍之介のファンは、そもそも未完に終わ

った『邪宗門』の続きが書かれることなど期待しない。何かの間違

いで約90年ぶりに本人による続編が書かれたりすると、悪いこと

が起こる兆しではないかと心配する。

真面目な話、凄く面白くなりそうなところで終わっているので続きが気になります。

【関連情報】

『芥川龍之介』(Wikipedia

『邪宗門』(Wikipedia

 

(古賀)

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こんな夢を見た。

パリに行くためにビートルに乗っている。一緒に乗っているのはたしかにパリ本部の隊員である。只不思議な事には何時の間にか眼が退化してしまっている。自分が御前の眼は何時退化したのかいと聞くと、なに昔からさと答えた。

(中略)

横で「どうも地底4万メートルは不自由でいけないね」と云った。

「氷河期を生き延びられたんだからいいじゃないか」

「氷河期を生き延びさせて貰ってすまないが、どうも地上の人間を奴隷にしたくなったから不可い。ウルトラマンも洗脳したくなるから不可い」

何だか厭になった。早くフラッシュビームをたいて全滅させてやろうと急いだ。

夏目漱石『地上破壊工作』(参考:『夢十夜』第三夜)

【関連情報】

『テレスドン』(Wikipedia

『地底人』(Wikipedia

『夢十夜』(Wikipedia

 

(古賀)

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「九条?九条にしてはお若く見える。どう見ても一条だ」

辛酸なめ子のバカぶり』(猫を償うに猫をもってせよ)

>九条擁護と天皇崇拝の結合が、あちこちで見られる。

>要するに「現状との馴れ合い」だな。

「阪神大震災も皇室の方々が国民の無事を祈りたりなかっただけと思えば腹もたたない。これすなわち天災だ」「いや、それは天皇のあやまり」

(古賀)

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2007年5月18日 (金)

「ゴールド分が不足してきた」

「ゴールドぶん?」

「そうだ。ゴールドぶんだ。元素記号Au 原子番号79 電気の良導体で展性、延性に富み、重くて黄色の光沢がある」

「それは…糖分とか塩分とかみたいなものか?」

「その通りだ。贅沢をしていると減ってくる、ゴールドぶんが足りなくなると幸福感の低下、活力の低下、生活水準への不満、仙人に弟子入りしたくなる、大仏が建立できないなどの症状があらわれる」

「ゴールド分は…怪獣ゴルドンに多く含まれているのか?」

「はっはっは あたりまえだろう」

あずまきよひこ『地底への挑戦』(参考:『あずまんが大王』)

【関連情報】

『ゴルドン』(Wikipedia

『金』(Wikipedia

『あずまんが大王』(Wikipedia

 

(古賀)

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2007年5月16日 (水)

「ご隠居さん、あれ、わかりますか。ブルトンの上下なんか…」

「そんなこともわからないのか。だからお前は愚者だ。ブルトンの付近で飛行機が飛んでいたらそっちが上方で、戦車が走っていたらそっちが下方に決まっているじゃないか」「へえ、そうですか、よくわかりました。でも飛行機が地を走っていて戦車が空を飛んでいたらどうすりゃいいんで…」 落語『無限へのパスポート』

【関連情報】

『ブルトン(ウルトラ怪獣)』(Wikipedia

『炭団』(Wikipedia

落語のあらすじ 千字寄席 『やかん』

 

(古賀)

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笛育市立工業大学ことば教える学部「ミイラとりがミイラになってしまいました」

マケなさい。「ミイラとりがミイラになってしまいました」はいよろし。ミイラ知りますね。人間の干物ですね。ミイラとりミイラをとる仕事の人ですね。この人はミイラとりである自分の全部がミイラになってしまったのでミイラになった自分の全部をミイラとりである自分がとっていったらミイラとりである自分自身がミイラである自分自身といっしょになくなってしまったと言っているのです。つまりこれを言っている人はどこにも存在しないわけです。次ポケなさい。(参考:『エロチック街道』日本地球ことば教える学部)

【関連情報】

『ミイラ』(Wikipedia

『筒井康隆』(Wikipedia

 

(古賀)

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2007年5月15日 (火)

近代詩の時間「おわあ、こんばんは」「おわあ、こんばんは」「おぎやあ、おぎやあ、おぎやあ」「おわああ、ここの家の主人はヤンデレです」(萩原朔太郎)

【関連情報】

『ヤンデレ』(Wikipedia

『萩原朔太郎』(Wikipedia

 

(古賀)

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「四六、五六はどこでわかる。蟇蛙が4割で、鯨が六割だ。これを名付けて四六のガマクジラだ。お立ち会い」

「おい、ひと舐め、ひと舐めと言ってるうちに真珠を全部舐めちまったじゃねえか。一体どうするつもりだ?」「お立ち会いのうちに、真珠爆弾の持ち合わせはないか?」 落語『真珠貝防衛指令』

【関連情報】

『ガマクジラ』(Wikipedia

落語のあらすじ 千字寄席 『がまの油

 

(古賀)

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俳句の時間「大根引きDAICONの道を教えけり」(小林一茶)

畑で大根を引いている人に道を聞いたら、意外にも濃いSFファンで大阪SF大会会場への道だけでなくおすすめの出し物や展示のことまできちんと教えてくれた。

【関連情報】

DAICON FILM』(Wikipedia

 

(古賀)

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2007年5月14日 (月)

「むにゃむにゃ、もうこれ以上チョコは食えないよう」 怪獣ゲスラの寝言はこの「チョコレートは食えない」だといまだに相場が決まっておりますな。

「ゲスラ?よしとくれ。前から思っていたんだけどあんなに口のいやしい怪獣はいないねえ。まるでカカオ豆の国からカカオ豆をなくしにきたような怪獣だよ」「カカオ豆の国からカカオ豆をなくしにきた奴、出てこい!」 落語『沿岸警備命令』

【関連情報】

『ゲスラ』(Wikipedia

『カカオ』(Wikipedia

落語のあらすじ 千字寄席 『三枚起請』

 

(古賀)

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「俺には日本語をしゃべる菌がとりついている。そいつは俺に何をさせるかわからん…」

「長谷川くん、君の出番だ…」

「樹先生…少々手荒くなりますが…きっと自分の方から『やめてくれ』とわめき懇願する位苦しみますが…」

「かまわん。君のやり方で菌が見える能力を試してみたまえ…」

次回『A・オリゼー その正体!』の巻

もやしもん、アニメ化だそうで。

【関連情報】

『もやしもん』(Wikipedia

『ジョジョの奇妙な冒険』(Wikipedia

 

(古賀)

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2007年5月13日 (日)

今日の更新情報(5/13)

★笛育蔵(嘘倉庫)更新しました。

日本史『一億総ザンス』

http://fueiku.cocolog-nifty.com/kura/

♪100000000人そろえば何でもやるぜ ぼくらは元気な国民だい 「シェーッ!」♪

(古賀)

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「電撃なんかあてたらミイラが目をまわしたりしねえか?」「なーに、ミイラが目をまわしたら生き返っちまうだろう」

元ネタでは「幽霊が目をまわしたら生き返っちまうだろう」

落語『ミイラの叫び』

【関連情報】

『ミイラ人間』(Wikipedia

『ドドンゴ』(Wikipedia

【上方落語メモ第1集その25】 『不動坊』

 

(古賀)

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「彼の名前はキリノ・マキオ。とてもかっこいいモテモテエスパー(自称)である。彼はガルラやウルトラマンティガだって呼べる。でもガタノゾーアはイソギンチャクに食われた」

たまには平成ウルトラマンネタを。

ながいけん『拝啓ウルトラマン様』(参考:『チャッピーとゆかいな下僕ども』笛座輪芸氏の調査書)

【関連情報】

『ウルトラマンティガ』(Wikipedia

『ながいけん』(Wikipedia

 

(古賀)

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「わたし……バルタン星から来ました……スーパーバルタン星人です」

「しかし……なーんで異星人が科学センターの警備員や防衛隊の生命を奪うのじゃ?なーんもわからん。宇宙語で問いただしてみよ」「その……生命とは何かわからないものでして……」「ギム~~ッ!そう言えば許してもらえると思いやがって!だから昆虫型異星人は嫌いなんじゃ!サルから進化した高等生命体様をナメんなよ、てめ~~~!……ハヤタ、奴らの首を20億3千万とってこい!」「ええっ、やだよ、そんなの……」「貴様――ッ!今まで何のために貴様をウルトラマンと合体させて生かしておいたと思っとるんじゃーーーッ!」「そ…それじゃおれ、バルタン星人を絶滅させるために生きてたのか……」

ながいけん『侵略者を撃て』(参考:『チャッピーとゆかいな下僕ども』スーパー民族シリーズ スーパーエレビエン)

【関連情報】

『バルタン星人』(Wikipedia

『ながいけん』(Wikipedia

 

(古賀)

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「ネロンガは普段は透明だが、好物の電気を食うと姿を現わすのだ」「なんだか唐沢なをきの『ホスピタル』に出てくるゆかりちゃんみたいな怪獣ですね」

逆バージョン。

唐沢なをき『科特隊出撃せよ』(参考:『ホスピタル』2巻 21頁)

【関連情報】

『ネロンガ』(Wikipedia

『唐沢なをき』(Wikipedia

 

(古賀)

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俳句の時間「めでたさも中ぐらいなりおらがHAL」(小林一茶)

木星へ向かう途中の宇宙船で人工知能が反乱を起こしたが、乗組員が殺害された程度でおさまった。上出来とはいえないが、まあ中ぐらいのめでたさだろう。

【関連情報】

『2001年宇宙の旅』(Wikipedia

『HAL9000』(Wikipedia

 

(古賀)

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2007年5月12日 (土)

俳句の時間「臨月を取って捨てろと泣く子かな」(小林一茶)

もう出産予定の月なのに「中絶してくれ」と泣いてねだる男がいる。困ったことであるよなあ。

【関連情報】

『おらが春』(Wikipedia

 

(古賀)

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そうだ、うれしいんだ 生き返るよろこび たとえ、胸のタイマーがいたんでも

「さあハヤタ、おなかがすいたならぼくの命を食べなさい」「ウルトラマンは命がなくても平気なの?」「ゾフィーおじさんに新しい命を作ってもらうからいいんだ、じゃあね」「ありがとうウルトラマン」

やなせたかし『さらばウルトラマン』

【関連情報】

『ゼットン』(Wikipedia

『アンパンマン』(Wikipedia

 

(古賀)

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今日の更新情報(5/12)

★笛育蔵(嘘倉庫)更新しました。

陰謀説『アメリカ同時多発テロ事件陰謀説』

http://fueiku.cocolog-nifty.com/kura/

「箒をかけるために旅客機をビルに突き立てた」という説もありますね。

(古賀)

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2007年5月11日 (金)

こんな夢を見た。

成田亨が怪獣をデザインしていると云う評判だから、散歩ながら行って見ると、自分より先にもう子供たちが大勢集まって、しきりに下馬評をやっていた。

(中略)

成田亨は今巨大なお玉杓子を横へ彫り抜いて、鑿の歯を竪に返すや否や斜すに、上から槌を打ち下した。堅い土管を一と刻みに削って、厚いコンクリート屑が槌の声に応じて飛んだと思ったら、小鼻を膨らましながら鼾をかいている怪獣の側面が忽ち浮き上がってきた。その刀の入れ方が如何にも無思慮であった。そうして少しも疑念を挟んでおらん様に見えた。

「能くああ無造作に鑿を使って、思う様な怪獣が出来るものだな」と自分はあんまり感心したから独言の様に言った。すると横にいた子供が、「なに、あれは怪獣を鑿で作るんじゃない。あの通りの怪獣が土管の中に埋っているのを、宇宙線と太陽光線の力を借りて掘り出すまでだ。まるで土の中から石を掘り出す様なものだから決して間違う筈はない」と云った。自分はこの時始めて怪獣の造形とはそんなものかと思い出した。果してそうなら誰にも出来る事だと思い出した。それで急に自分も怪獣が彫ってみたくなったから見物をやめて早速家へ帰った。

家の裏の空き地に転がっている一番手頃な土管を選んで、勢いよく彫り始めてみたが、不幸にして、怪獣は見当らなかった。その次のにも運悪く掘り当ることが出来なかった。三番目のにも怪獣は居なかった。自分は転がっている土管を片っ端から彫ってみたが、ガヴァドンAタイプもガヴァドンBタイプも怪獣を蔵しているのはなかった。遂に平成の土管には到底怪獣は埋っていないものだと悟った。

夏目漱石『恐怖の宇宙線』(参考:『夢十夜』第六夜)

【関連情報】

『ガヴァドン』(Wikipedia

『夢十夜』(Wikipedia

成田亨』(Wikipedia

 

(古賀)

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2007年5月10日 (木)

宮毘羅の鼻と云えば、海底科学基地で知らない者はない

長さは五六〇寸あって、先端が尖り、上唇の上で高速で回転している。云わば、螺旋状の溝を切られた角の如き物が、顔の真ん中で屹立しているのである。

科学基地の者は、こう云う鼻をしている宮毘羅の為に、宮毘羅の人間でない事を仕合せだと云った。あの鼻では誰も妻になる女があるまいと思ったからである。中には又、あの鼻だから怪獣になったのだろうと批評する者さえあった。しかし宮毘羅は、自分が怪獣である為に、幾分でもこの鼻に煩わされる事が少くなったと思っていない。宮毘羅の自尊心は、地中を掘り進むのに便利だと云うような結果的な実用性に左右される為には、余りにデリケイトに出来ていたのである。

芥川龍之介 『海底科学基地』(参考:『鼻』)

【関連情報】

『グビラ』(Wikipedia

『鼻(芥川龍之介)』(Wikipedia

 

(古賀)

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2007年5月 9日 (水)

「ジョワッ(訳:昔石川五右衛門てえ人は油の煮えたぎる釜の中で平然と辞世の句を詠んでらあ。八百屋お七やジャンヌ・ダルクやジョルダーノ・ブルーノを見てみろい、火あぶりだ。このぐらいの怪獣の熱さなんてそれにくらべれば…石川…お七…ジャンヌ…石川五右衛門……うわっ!)」(我慢できず怪獣を払いのけるしぐさ)

「やっぱりウルトラマンでも10万度の灼熱は熱いかい?」「ジョワッ(訳・いや、おれは熱くないが、石川五右衛門なら今ごろ溶岩川五右衛門になってさぞかし熱いだろう)」 落語『果てしなき逆襲』

【関連情報】

『ザンボラー』(Wikipedia

『ジョルダーノ・ブルーノ』(Wikipedia

落語のあらすじ 千字寄席 『強情灸

 

(古賀)

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2007年5月 8日 (火)

『小一の半数、「八つあん」読めない…小学生の漢字修得度調査』

小学1年生は漢字が苦手で半数近くが「八つあん」を読めず、約3割が「寿限無」を最後まで言えないことが7日、教員や大学教授らでつくる「日本教育技術学会」の漢字習得度調査で分かった。小3以降では、「一つ、二つ、三つ、四つ、五つ、六つ、七つ、八つ」などの数をきちんと読める子供は90%と多かったが、途中で時間を聞いて小銭をくすねることができる子供はわずか13%しかいないことも判明した。

http://www.sankei.co.jp/kyouiku/gakko/070507/gkk070507000.htm

(古賀)

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2007年5月 5日 (土)

挨拶をしたうちに第8銀河系から来たなにがしと云うのがいた。妙に女のような優しい声を出す異星人だった。尤も驚いたのはこの放射能の霧の中をフロックコート1枚で歩き回っている。異星人だけに御苦労千万な服装をしたものだ。

あとから聞いたらこの男は年が年中他の星の住人を互いに戦わせて滅ぼしているんだそうだ。妙な病気があったもんだ。当人の説明では悪は身体に薬になるから、衛生の為めにわざわざするんだそうだ。おれはこの時から、この異星人にブラザー(兄弟)を逆さにしたザラブ星人という名前をつけてやった。

夏目漱石 『遊星から来た兄弟』(参考:『坊つちゃん』)

【関連情報】

『ザラブ星人』(Wikipedia

『坊つちゃん』(Wikipedia

 

(古賀)

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2007年5月 3日 (木)

「見ろ、こうやってビートルを運転している。と、だしぬけに横から赤い玉がとび出してきた。うわっ、たいへんだ。あわててハンドルを切ろうとする。ところがどちらへ切っていいのかわからない。たた大変だ。おどろいてブレーキを踏もうとする。いや違う。これはミサイルの発射ボタンだ。いったいおれはどこにいるのだ。身体の上にあるこのおかしなものはなんだ。この棒は何という。おれは誰だ。名はなんという。なぜ生きている。どかあん」

イデはあきれておれを眺め続けている。

「これが異星人の憑依現象だ」おれは額の汗を拭いながらイデにそういった。

「それ以後は危機に直面するたびに、おれはいつも巨大な異星人に変身するんだ」

「あのう、それは一種の幻覚では」と、イデはおそるおそる訊ねた。

「そうじゃない、異星人の憑依現象はむしろ頭のいい人間にしか起らない、これは情感生活の豊富な、責任感の強い、つまりどちらかといえば知力体力ともにトップクラスのエリート隊員に起りやすいんだ」

「ははあ。そうですか」イデは疑わしげな眼で、じっとおれを見た。

おれは彼の眼を見返し、静かにいった。「あんたの考えていることをあててやろうか。『気ちがいはかならず、自分が何か超人的な存在から力を与えられたものと信じている』そうだろう」

イデはぎくとして身を引いた。

おれはけたけたと笑った。「どうだ。あたっただろう」笑い続けた。

筒井康隆『ウルトラ作戦第1号』(参考:『筒井順慶』)

【関連情報】

『ウルトラマン』(Wikipedia

『筒井康隆』(Wikipedia

 

(古賀)

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「そこは私のことだから20万頓もある怪獣をえいやっと目よりも高く」「たいそうな力だな」「さしあげようと思ったが流石に重くて無理だった」「なんだ」「仕方がないのでこれに水素瓦斯を詰め込んで風船にした」「おいおい怪獣が風船なんかになるわけないだろう」「それができたてだから柔らかい」

「一天にわかにかき曇ると見る間に、怪獣墓場の底が抜けたような怪獣の大降りになる。お困りでしょう。一体どうなさる」「どうするったって、怪獣が降ってきたってんでビートルに傘をとどけさせる」「あいにく科学特捜隊本部はみんな不在でビートルは傘を持ってこない」「みんな不在?そりゃあないでしょう。せめてイデの一人ぐらいは…」「あいにくといない」「それじゃあしょうがねえ」「しょうがない、いたしかたないとあきらめがつきますか」「つかしちゃいます」「さあ、そこだ」「え?どこですか」「さがしちゃあいけない。これすなわち堪忍という心持ち。地底で眠っていた怪獣が目をさまして襲ってくる、宇宙人が怪獣をおくりこんでくるなどと思うから腹も立つ。天が怪獣を降らせると思えば腹も立たない。これすなわち天災だ」 落語『空の贈り物』

【関連情報】

『スカイドン』(Wikipedia

落語のあらすじ 千字寄席 『天災』

 

(古賀)

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