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2007年2月

2007年2月25日 (日)

「きょうのくやみぐらいやりにくいのはなかったですよ。なにしろ、くやみをいっている途中でひょいと前をみると、仏さまがコカインをうちながら、じいっとあたしをにらんでるじゃありませんか。どうもコカインをやっている人のくやみってものはじつにいいにくいもので…」

「ばかなことをいっちゃあいけませんよ。ライヘンバッハの滝から落っこちて死んだはずの仏さんが麻薬中毒になったり、ウィーンでフロイドに治療してもらったりするわけがないじゃあありませんか。ホームズさんのご親類のうちには、お兄さんのマイクロフトさんとか、ダイエットしさえすれば、顔つきは生きうつし、瓜二つという人がいる。あなたはそそっかしいんだからまちがえたにちがいありません」 落語『シャーロック・ホームズの近日最後の事件』

「生きていたのか、ホームズ!いったいどうやってあの恐ろしい深淵から生還したんだい?」「ふむ、まあ簡潔に説明すればこういうことなのだよ、ワトスン。原作者のコナン・ドイル氏が『最後の事件』を執筆する際、ひそかに見えないぐらいの小さな字で表題の横に『近日』という文字を入れていたのだ。よくある初歩的なトリックさ」

【関連情報】

落語のあらすじ 千字寄席 『近日息子』

『シャーロック・ホームズの素敵な挑戦』(1976)(goo映画)

『シャーロック・ホームズ』(Wikipedia

 

(古賀)

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2007年2月24日 (土)

戦国武将に学ぶ言いがかりのテクニック

「この国語辞典の53頁に『家』の字があり、なぜかそこからはるか1165頁も離れたところに『康』の字があるのは、辞典の編者が徳川家が滅ぶよう家康様の名前を分断して、できるだけ遠くに離して呪詛をかけているからに間違いあるまい。いやいや、『単なるあいうえお順』だからなどと見えすいた言い訳は聞く耳持たぬ」

【関連情報】

『徳川家康』(Wikipedia

(古賀)

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2007年2月15日 (木)

ある男が白くてぶよぶよして目がひとつついていてぴょんぴょんはねる変な生物を見つけたのだが何という名前かわからない。そこへ通りがかった1人の翻訳家が「これはゴセシケでございます」と言って褒美をもらっていった。

(中略)

合成神経細胞群塊を勝手に略してゴセシケにしたことがばれた翻訳家は、処刑される前に自分の子供を呼んでこう言い聞かせた。「よいか、せがれ。これからはNorth Atlantic Treaty Organizationを見ても、決してナトーと略してはならんぞ」 落語『合成脳のはんらん』

『ゴセシケ』(伊藤剛のトカトントニズム

>ゴセシケ。

>どうですか、この音。座りの悪い、居心地の悪い音。このネーミングを採用した

>翻訳者はすごいと思う。全国の子供たちの脳にものすごい勢いで叩き込まれる

>音だろう。

『地上でもっとも凶々しいSF』(大森望のSFページ)

>そこでジョンはどうするかというと、技術ロボットを使って、自分の手足をなる

>生物をつくりだすのだが、これがまたおぞましい。ここにいたって、翻訳者も

>また、邪悪な心根の持ち主であることがあきらかになる。ジョンがつくりだした

>生物は、「合成神経細胞群塊」なるしろものなのだが、これでは呼びにくいと

>いうので、ジョンはその頭文字をとって、なんとこれを「ゴセシケ」と命名する

>のである。「ゴセシケ」。この世にこれほど気持ちの悪い文字の組合せは存在

>しない。

私も小学生のころ、目をさましたら枕もとに唐ゴセシケや栗ゴセシケや中華ゴセシケがずらっと並べられていたらと思うとこわくてたまりませんでした。きっと胞衣(えな)を埋めた上をゴセシケが通ったにちがいありません。

【関連情報】

落語のあらすじ 千字寄席 『てれすこ』

 

(古賀)

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2007年2月 4日 (日)

今日の更新情報(2/4)

★笛育蔵(嘘倉庫)更新しました。

『何をしてもシンデレラが儲かる』

『変遷2』

http://fueiku.cocolog-nifty.com/kura/

(古賀)

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「長屋でご隠居さんと八五郎さんがたどんの裏表ややかんの由来について論じているのを聞いていると、ひどく幼稚に思われるのはなんとも奇妙だ。このような初歩的なレベルで議論することにはもはやなんらの興味も湧かない。問題が複雑であることの認識を避けていることを指摘すると彼らは憤慨する」

「ぼくのおぢさんわぼくが考えたことや思いだしたことや家主がたなちんのかわりにもていったたいせつな道具箱のことやおよめさんのくびがよるのびることや秋葉さまのおふだがへのようじんになることをぜんぶかいておきなさいといった。なぜだかわからないけれどもそれわ大せつなことでそれでぼくがえらい人から親孝行のごほびをもらえるかどうかわかるのだそうです」の続き

「ちょっと待ってください、ご隠居さん。その分野におけるラハジャマティの研究についてはどうですか?」

彼はぽかんとした顔で私を見つめた。「だれ?」

「ラハジャマティ。彼の論文は、ご隠居さんの川中島合戦由来説――やかんの語源が、矢と水沸かしが複数回接触した音に由来するのだという考え方――を論駁しています。2,3日前にヒンズー日用品学会誌で読んだんです」 落語『与太郎に花束を』

【関連情報】

落語のあらすじ 千字寄席 『やかん

『アルジャーノンに花束を』(Wikipedia

 

(古賀)

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「それじゃ、まだモンティ・パイソンの味は分らんですな。御望みならちと伝授しましょう」と頗る得意である。 夏目漱石『坊ちゃん』

「馬鹿はどうころんでも馬鹿なので」「何だと」「いけねえ、今のは内緒話だ」の続き

外国語に熟達すると反比例して日本語が理解できなくなるものなのですね。勉強になります。

(古賀)

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2007年2月 2日 (金)

今日の没嘘ニュース

『最高裁長官の助けた桜の木の精、お礼に大挙して裁判員の集会へ』

最高裁は29日、裁判員制度を広報する「裁判員制度全国フォーラム」で過去4回、昔、最高裁長官に命を助けられた桜の樹木に宿る妖精が、恩義を感じて人間の姿に化身して大挙してフォーラムに参加していたと発表した。

最高裁は「妖精独自の判断で行われ、事前の相談や事後報告もなかった。人間以外の超自然的存在が参加するのは不適切で、主催者として誠に申し訳なく、同様のことが起こらないよう注意していきたい」と説明した。

【関連記事】

<裁判員広報>産経と千葉日報 金銭支払い「参加者」動員

 

(古賀)

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今日の更新情報(2/2)

★笛育新聞社(嘘ニュース)更新しました。

『「神は国を生む機械」柳沢厚労相、少国化巡り発言』

http://fueiku.cocolog-nifty.com/news/

(古賀)

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2007年2月 1日 (木)

今日の更新情報(2/1)

★笛育蔵(嘘倉庫)更新しました。

『動物化するポストモダンと山猫』

『変遷』

http://fueiku.cocolog-nifty.com/kura/

(古賀)

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