西尾維新作睦月あきら画 中央公論社コミックス
「24時間365日、私は誰からの相談でも受けつける!」
世界中のありとあらゆる衆生の悩みを解決しようと奮闘する天上天下唯我独尊な聖者ゴータマ・シッダールタ(世尊)と事あるごとに当然のように彼に道連れにされる苦労の多い多聞第一の愛弟子アーナンダの物語。
第一話 「兇賊退治を執行する」
【あらすじ】
コーサラ国のパセーナディ王から「兇賊を追い出してください」という投書をもらった世尊は、当然のように嫌がるアーナンダを引きずって殺害した犠牲者の指を首飾りにして身につけている盗賊アングリマーラのもとへとむかう。コーサラ国の施設をアジトにしていたアングリマーラは彼の命を奪おうと剣と盾を持って世尊を後から追いかけてきた。
アングリマーラ「な…何だ。いくら走っても追いつけねえ。忍法か!?」
アーナンダ「忍法じゃなくて今のも仏法!ぶっちゃけ心から害心を捨て去るだけのただの精神統一テクニックなんだが、世尊のレベルだと素人目には神通力と大してかわらねーよな」
世尊「しかしまあ。荒れ放題だな。よくもここまでコーサラ国の国土を荒廃させたものだ…逆に感心したくなる」
アングリマーラ「なっ、なんだセッキョーかよ!いい気になってんじゃねーぞコラァ!」
世尊「哀れなことだ…貴様もかっては修行一筋の真っ直ぐなバラモンだったに決まっている。何か重大な理由があって挫折を経験し道を踏み外してしまったとしか考えられん!」
アングリマーラ「いやオレ…人を殺して血を見るのが好きなだけのただの殺人鬼なんですけど…」
アーナンダ「出た!これこそが世尊の真骨頂。『上から目線性善説』!」
世尊「師の妻に誘惑されたか?信じていた師に騙されたか?安心しろ私が貴様を更生させてやる。須陀洹にしてやる。斯陀含にしてやる。阿那含にしてやる。阿羅漢にしてやる。もう2度と三界には生まれ変わらないよう酒を飲んだり女を抱いたりできなくしてやる。まずは苦行1000回からだ!今日は歩いて祇園精舎に行けると思うなよ!!」
アングリマーラ「ギッ!ギャアァァァァァァ!」
(参考:世界の名著1『バラモン教典 原始仏典』『兇賊の帰依』(中部第八六経 アングリマーラ経)P494~P501 『めだかボックス』第1巻)
【関連情報】
『釈迦』(Wikipedia)
『阿難』(Wikipedia)
『アングリマーラ』(Wikipedia)
『めだかボックス』(Wikipedia)
(古賀)
最近のコメント