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2005年3月

2005年3月31日 (木)

【甘味料入手コミック】

羽海野チカ作。

「あの時代は食料を手にいれるだけでもそりゃあ大変じゃった。平和な時代はええのう…」
今の子供たちに是非聞かせてあげたい、戦争中熊のぬいぐるみだった祖父の苦労話。

『ハチミツと苦労話』 集英社クイーンズコミックス


(古賀)

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2005年3月30日 (水)

【ノーベル賞的老人小説】

ヘミングウェイ作。

一人の老科学者が、光速に近いスピードで泳ぎ回る大カジキとの長い長い死闘の末、高速で動く物体は運動方向に短縮するという方程式を導き出し、人生についての深い洞察を得る。

『ローレンツと海』 新潮文庫


(古賀)

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2005年3月29日 (火)

【若年層無業者革命群像小説】

ディケンズ作。

フランス大革命という劇的な事件を背景に、それでも革命したら負けかなと思って自ら行動に出ようとはしない85万人の若者たちの姿を鮮やかに描き出す。

『ニート物語』 新潮文庫


(古賀)

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2005年3月28日 (月)

【ソーシャルネットワーク百合学園小説】

今野緒雪作。

「ごきげんよう」「ごきげんよう」
ニフティのフォーラムを懐かしむ乙女たちが集う私立ミクシィ学園。
清く正しいパソ通生活を受け継いでいくため、ここには『姉妹(マイミクシィ)』と呼ばれるシステムが存在していた。メッセージを授受する儀式を行って姉妹となることを誓うと、姉である先輩が後輩の妹を指導するのである。2ちゃんねる世代でパソコン通信の経験のない祐巳は、憧れの先輩である祥子から、突然mixiに誘われ…少女小説。

mixiにはいったら、プロフィールはきちんとね。マイミクシィ様が見ていらっしゃるわよ」

『マイミク様がみてる』 集英社コバルト文庫


(古賀)

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2005年3月27日 (日)

【アメコミ風児童文学】

石井桃子作。

神社の境内にある大きな木にのぼっている最中に遺伝子組み替えをした蜘蛛に噛まれたノンちゃんは、高層ビルの壁をよじのぼったり手から糸を出したりしながら白い雲の上までのぼっていく超能力を手にいれます。そこへあらわれた実験中の事故により体から熊手がはえた白いひげのおじいさんは、ノンちゃんに対する憎悪をあらわにしながら、ノンちゃんのこと、お父さんお母さんのこと、いたずら好きのおにいちゃんのこと、ノンちゃんのこのあいだわかれた恋人のことなどをこと細かに追及しながらノンちゃんに迫ってきます。果たしてノンちゃんは世界を救うことができるのでしょうか。

『ノンちゃん蜘蛛になる』 福音館書店


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2005年3月26日 (土)

【ノーベル文学賞級日記】

トラックバックの使い方も良くわからないうちにブログ日記をはじめたドイツのあるブルジョア家庭が、巨大掲示板ヲチ板の痛いブログスレに晒されて生への気迫を失い次第に没落していく悲劇を描く。

『ブッデンブログ家の人々』 トーマス・マン作 岩波文庫


(古賀)

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2005年3月25日 (金)

【仮面王恐怖文学】

「永いあいだ、私は自分が死んだあとの光景を見たことがあると言い張っていた・・・」
一個の無益で精巧な逆説として、黄金の仮面をかぶった古代エジプト王のミイラが、発掘隊を呪い殺すことにのみ暗い情念を燃やす自己の忌まわしい性癖を赤裸々に告白する。

『ツタンカーメンの告白』 三島由紀夫作 新潮文庫


(古賀)

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2005年3月24日 (木)

【御曹司伝説本格ミステリ】

綾辻行人作。

奥州平泉で起こった奇怪な連続殺人事件。
現場に残された「鞍馬山から牛若丸が出でまして、その名は九郎判官」というダイイングメッセージ。
羊料理を作る鍋で犠牲者を次々殴り殺していく犯人の真意とは?
800年前に行われた驚異の人間入れ替わりトリックの真相がついに暴かれる!

『ジンギス館の殺人』 講談社文庫


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2005年3月23日 (水)

【軍備増強権力意志思想書】

「この老いた聖者は森にいて、まだあのことを何も聞いていないというのだろうか。核は指針だ、ということを・・・」
古代ペルシャの気鋭の論客が、日本国憲法改正、日本国核武装を、2600年ほど時期尚早に語り倒す問題提起本。

『ツァラトゥストラは核語りき』 ニーチェ著 岩波文庫


(古賀)

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2005年3月22日 (火)

【盛者必衰弱肉強食随筆】

都に緑色の大流星雨が降り、それを直視した人々は高貴な者も下賎な者も一人残らず目が見えなくなり琵琶法師になってしまうという末法の世ならではの天変地異が起こった。『平家物語』を奏でながらなすすべもなくうろたえる人々が、することがなく退屈なため本能のままに動き回りはじめた三本足の食肉植物「徒然草」に襲われて次々と食べられていく様を、失明をまぬがれた冷静な観察眼で安全地帯から克明に描いた無常観あふれる人類破滅随筆文学の傑作。

『徒然草の日』 吉田兼好著 岩波文庫


(古賀)

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2005年3月21日 (月)

【武士道練成コミック】

主君に永遠の生命とは何かと問われた一人の武士(もののふ)が、忠義のために錬金術の奥義といわれる賢者の石を求めて修行の旅に出る。長い長い艱難辛苦の末、異国の地で息を引きとる寸前に彼がつかみとった真理とは?武士道とは何かを万人に問う問題作。
「不死道といふは死なぬことと見つけたり!」

『葉隠の錬金術師』 荒川弘作 ガンガンコミックス (通称ハガレン) 


(古賀)

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2005年3月20日 (日)

【飲食店之敵都市伝説ノベル】

「ぼくは自動的なんだよ。メニューを上から下へ順番に次々注文するだけなんだ。だから名をツギーポップ(次から次へと出る泡)という・・・」
レストランや料理店が最もいそがしい時間帯にあらわれ、全てのメニューを注文して残らず食べ尽くしてしまうといわれる黒ずくめの怪人ツギーポップ。ツギーポップがあらゆる飲食店の経営者から『死神』とおそれられるその本当の理由とは?新味覚ライトノベル。

『ツギーポップは払わない』 上遠野浩平 電撃文庫


(古賀)

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2005年3月19日 (土)

【出身暴露文学】

島崎藤村作。

飯山町の小学校の教師に赴任してきた瀬川丑松(うしまつ)は、自分の名前が丑なのに、実は先祖は三蔵法師のお伴をした豚の魔物であることをいかにして生徒に告白すべきか苦悩する。

『八戒』 岩波文庫


(古賀)

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2005年3月18日 (金)

【新派大悲劇的ノンフィクション】

「来年の今月今夜のこの月を目印に、僕はきっと太平洋を渡ってみせる!」
許婚であるお宮の裏切りを目のあたりにしたノルウェーの書生ハイエルダール貫一は、復讐の鬼と化してバルサの丸太で作りあげた筏でお宮を叩きのめし、ついでにその筏でペルーからポリネシア諸島までの長い長い航海の旅を成功させてしまう。

『コンチキ夜叉』 尾崎紅葉作 新潮文庫


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2005年3月17日 (木)

【伝統再発見本】

「いま、暗殺文化は絶滅の危機に瀕している。かっては、暗殺文化は隆盛を誇っていた・・・歴史のなかで吟味され生き抜いてきた日本刀を使った暗殺の技法を私たちのスタンダードとして選んだ。暗殺文化は型の文化である。型の文化は、強力な教育力を持っている。一度身につけてしまえば、生涯をささえる力となる。自分の身を守るという観点から見れば、日本刀による暗殺に優るものはない・・・」
伝統的殺傷技術の第一人者斎藤先生による空前の暗殺ブームをよんだベストセラー。

『声を出させずに刺したい日本刀』 斎藤一(新選組副長助勤)著。


(古賀)

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2005年3月16日 (水)

【頓知少女小説】

ウェブスター作。

「大好きなおじさま。私思うんだけど橋が渡れないのなら真ん中を渡ればいいんじゃないかしら?」
お寺の小坊主であるジューディの頓知の才が気に入って、偉い禅僧になるためのお金を出してくれた親切な紳士の正体はなんと将軍さま!

『足利おじさん』 角川文庫


(古賀)

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2005年3月15日 (火)

【蹴技習得文学】

綿矢りさ作。

本場タイのキックボクシングに憧れる少女は、同級生の少年を使って背後からの真空飛び膝蹴りの練習を。

『むえたい背中』 河出書房新社


(古賀)

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2005年3月14日 (月)

【魔法的交流小説】

川上弘美作。

脱獄不可能な牢獄から脱け出してきた囚人の『センセイ』と再会した魔法学校の生徒である『私』。二人の間の歳の差を越えたゆったりとした心の交流を描く

『センセイのあずかばん』 文春文庫


(古賀)

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2005年3月13日 (日)

【双翅目男女交際マニュアル】

中野独人著。

物質をA点からB点に瞬間的に移動させる装置の失敗により、(年齢-実験に失敗した年齢)=彼女いない歴だった青年科学者が、酔っぱらいを溶解液で追っ払ったことから、1人の女性と急接近。常駐している巨大掲示板の毒虫板の仲間たちから「街中で空をとばない」「レストランで天井にはりつかない」「食事中にやたらと手をこすりあわせない」「話をするときは複眼をそらさない」などの温かいアドバイスが次々と。

『電送男』 新潮社


(古賀)

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2005年3月12日 (土)

【異郷純愛小説】

片山恭一作。

「ジェーン・・・」
世界で一番好きな人と永遠の別れをしたその日も、彼はいつもとかわらずチンパンジーをお供に密林の王者をやっていた・・・。

『世界の中心で、アーアーアーをさけぶ』  小学館


(古賀)

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2005年3月 1日 (火)

【新伝奇味覚ノベル】

奈須きのこ作。

2年間の昏睡から目を覚まし、記憶と引き換えに49倍カレーと50倍カレーの違いを識別する特殊な味覚を手に入れた少女を、様々な激辛料理が襲う。

『辛(から)の境界』上、下 講談社ノベルス


(古賀)

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【特殊兵器小説】

福井晴敏作。

崩壊したナチスドイツからもたらされた巨大 などつき漫才用の小道具が、国家の運命と男たちの首をねじ曲げてゆく・・・。

『ハリセンのローレライ』  講談社文庫


(古賀)

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